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Q ファイルサーバ上のファイルを隔離する設定例

A

ファイルサーバ上にある共有フォルダに保存されているファイルを隔離する設定例について説明します。

<この設定例における条件>

[保護対象]

ファイルサーバ Odin(コンピュータ名) の共有フォルダ \SharedTestの中のサブフォルダ \総務部 に保存されているPDF形式のファイル

[許可ユーザ]

制限なし

[許可プログラム]

Adobe Reader

[クライアント]

Zeus(コンピュータ名)

[動作]

Adobe Readerによるファイルの閲覧を許可するが、ローカルへのファイルコピー、コンテンツのコピーと貼付、印刷、クリップボードの使用、名前をつけて保存を禁止する。

※上述のコンピュータ、フォルダ名、ユーザ、プログラムの名前はこの設定例におけるものです。運用時には実際の名前にする必要があります。

1. この例では「隔離(総務部-pdf)という名前のフォレストにとして登録され、クライアントにルールが適用されています。コントロールセンターにて「フォレスト」を選択して設定を確認します。

クリックすると拡大します。

2. 上図の「隔離(総務部-pdf)」をダブルクリック(赤く囲んだ部分) すると設定内容を編集することができます。

また、「新規ウィザード」-「隔離」により設定を作成することができます。

「パス」には保護対象のパスを指定します。ここでは「\\Odin\SharedTest\総務部\*pdf」とします。

クリックすると拡大します。

3. 「次へ」をクリックすると下図の画面になります。このルールが禁止する操作が試みられるとスナップショットを取りたいときには「スナップショット」にチェックを入れます。また、プログラムやユーザの指定をしたい場合は「詳細」にチェックをします。

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4. 「次へ」をクリックすると下図の画面になります。 「\\Odin\SharedTest\総務部\*pdf」にアクセスを許可するユーザを指定したいときはここにユーザ名を入力します。「移転」によってActive Directoryのユーザ情報が統合済みの場合はユーザ一覧から選択します。ここでは特に指定しないので「*」としておきます。

5. 「次へ」をクリックすると下図の画面になります。「AcroRd32Info.exe」と「AcroRd32.exe」にだけアクセスを許可したい場合、これらの実行ファイル名を指定します。

クリックすると拡大します。

6. 「次へ」をクリックすると下図の画面になります。データフローを詳細に指定したい場合、これらの設定を変更します。ここでは初期状態のままとします。

クリックすると拡大します。

7. 「次へ」をクリックすると下図の画面になります。特定のプリンタだけ印刷を許可したい場合はここで指定します。指定するには予めプリンタ用のフォレストを定義しておく必要があります。ここでは特に指定しませんのでこのままとします。

クリックすると拡大します。

8. 「次へ」をクリックすると下図の画面になります。隔離フォレストの名前を指定して保存します。通常は「リモートに保存」だけにチェックを入れておきます。「ローカルに保存」にチェックをしておくとコントロールセンターがインストールされているコンピュータに保存され、AccessBlocker Proサーバへの接続をしなくても内容が閲覧できます。オペレータでないユーザに閲覧させたくない場合は「ローカルに保存」のチェックをはずしておく必要があります。

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9. コントロールセンターにてクライアント(ファイルサーバにアクセスするコンピュータ)にこの隔離フォレストが適用されていることを確認してください。クライアント(この例ではコンピュータ名Zeus)からエクスプローラでファイルサーバ(この例ではコンピュータ名Odin)にアクセスし、指定パスに合致するファイル(下図では社外秘.pdf)を単に開くことはできます。

しかし、コピーしてローカル(Zeus)にダウンロードしたり、その他コピーと貼付、印刷、ドラッグ&ドロップ、名前をつけて保存、ファイルを開いてPrintscreenにより画像を保存するなどの操作がブロックされます。たとえばコピーしようとするとOSが以下のメッセージを表示します:

ファイルまたはフォルダのコピー エラー

このとき、リアルタイムモニター上では以下のようなログを確認することができます。赤くなっている部分がブロックイベント、右端の青いアイコンがスナップショットを表します:

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対象製品、バージョン

対象製品
バージョン
AccessBlocker Pro EX
3.0