コピーとバックアップの違い(初心者向き)

▼コピーとは

ハードディスク上のCドライブやDドライブが1軒のお家だとして、土地面積が小さくて手狭になった時に、大きな土地を買って、今住んでいる家をそっくりそのままコピーすると、各部屋の面積が大きくなります。部屋に置いてある家具や荷物はそのままですので、生活しやすくなります。

これが「コピー」です。

■利点 復旧が早い
予備としてコピーしておけば、ハードディスクが壊れたときに、裏ぶたを開いてドライバーで数本ネジ留めを外してコピー先ハードディスクに交換すれば、10分かからず復旧できます。

■欠点 他のデータは保存できない
コピー先はまるまる1台コピー専用に占有されますので、個別データは保存できません。またの1対1の関係ですので、複数保存したいときは複数台のコピー用ハードディスクが必要です。

▼バックアップとは

自宅をいったん「設計図」の形にしてデータとして保存します。保存先は外付けハードディスクがお勧めです。外付けハードディスクは自宅とは別の倉庫と考えましょう。倉庫ですので、他の一般の音楽や写真、書類などの保存も同時にできます。

■利点  複数保存できる
イメージデータとなりますので、データ名を変えれば複数のバックアップが可能です。定期的にバックアップしておき、必要な時期のバックアップから復元できます。

■欠点  やや復旧時に時間がかかる
ハードディスクを復旧させる場合、CD起動で「復元」作業を行いますので、復元作業時間がかかります。