NASのデータを復元 ストライピング2 ― Disk Drill 6 Pro

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ストライピングのNASの復元 の続きです。

RAID環境の復元では、構成していたすべてのディスクをつなげて復元することが一番 復元率が高くなりますが、ディスクの一部が壊れてしまった場合など、すべてを接続できない場合はどうなるでしょうか。

ストライピングの1台目だけを接続して復元、2台目だけを接続して復元、両方接続して復元、の3パターンで復元を試して、復元できたデータの内容を比較してみました。

単純なファイルの削除だったせいか、サイズだけ見ると
1台目復元 +2台目復元 = 両方つなげて復元  とわかりやすい結果でした。

さらにもうちょっと内容を詳しくみてみました。

   
   
以下の表で、数字は復元された「ファイル数」です。すべて開いて確認はしていないので、壊れていたとしてもこの表からは判断できません。
しかし たいていのファイルは、やはり 1台目+2台目=両方 になっています。
赤くなっている箇所は、これに当てはまらないものです。

■ アーカイブ zip
1台目6、 2台目4、 両方2


1台目: 一番上は展開でき、PDFファイルが入っていました。それ以外の5つは以下のエラーで実際には開けませんでした。


2台目: すべてエラーで開けず

両方: 1番上は1台目の1つと同じでした。2つ目は開くとなつかしい画像がたくさん入っていました・・・

  

■ オーディオ mpa
1台目1053、2台目1052、両方0


1台目、2台目ともに、10秒くらいの細切れの音楽ファイルでした。(まったく別々の音楽)
ファイル数だけみるとたくさん復元できたと思いますが、実際に開いてみると10秒ではちょっと鑑賞とはいきません・・・・

■ ビデオ m2ts
1台目39、2台目34、両方4


1台目、2台目のファイルはほとんどが長さ「0」です。1つ26分のものがありますが、エラーで再生はできませんでした。


両方つなげた場合は、4ファイル復元されており、それぞれ再生可能でした。何かのテスト動画で使用した、元々短めのサンプル動画だったと思います。

    

■ ビデオ mkv
1台目0、2台目2、両方0


2台目のみ、2ファイル復元されました。再生すると、5秒くらいずつ再生と停止を繰り返す動画になっていました。一応長さは 表示通りです。(が非常にストレスを感じる動画です・・・)

もしかしたら、ストライピングのときのデータではなく、その前のミラーの時のデータなどの可能性もあると思いました。

■ ビデオ mpg
1台目150、2台目152、両方2


1台目、2台目とも、「長さ」が0のものばかりでした。(もちろん再生不可)


サムネイル表示にするとわかりやすいですが、1台目、2台目のファイルが、両方のときは合体して復元されているようでした。
両方で復元されたデータは2つですが、いずれも最後まで再生可能でした。


以上、RAIDを構成していたHDDをすべて接続できない場合は、復元も断片的になってしまうことが多くなる結果となりました。

NASのデータを復元 ストライピング1 ― Disk Drill 6 Pro

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ミラーのテストをした同じNAS をストライピングにして試してみました。

2TB×2台で3.6TBになっています。Excel/Word、PDF、動画、画像、音楽等のデータを保存し、使用量が303GBとなりました。

    
一度データを保存できたら、削除します。↓↓↓ ゴミ箱も存在しない空っぽなNASとなりました。

     

     

RAID環境の復元では、復元の確率がいちばん高くなるのは、
構成していたHDDをすべて、接続順序を変えないようにパソコンに
接続し、Disk Drill の「RAID」画面(以下をご参照ください)から
スキャンを行う手順です。※こちらもご参照ください。

RAIDのディスク順序がわからなくならないようにラベルを張ってから、外しました。

USBアダプタが用意できなかったので、2台をSATAで接続しました。
ディスク1、2が狂わないように接続します。

    

Disk Drill 6 Proを起動し、「RAID」画面を表示します。
前回のミラーリングの情報が残っているようで、「RAID1」で表示されていましたが、容量は「3.62TB」になっています。

2台目のみを接続したときは、「破損している」と表示されましたが、スキャンは続行できました。 

   
    
3.62TBの領域なので、スキャンに4、5時間、復元(データ書き出し)に3、4時間かかりました。

  
  
1台目だけ接続して復元、2台目だけ接続して復元、両方接続して復元し、復元されたデータの内容を比較してみました。

      
それぞれのフォルダのサイズは下記の通りです。復元して書き出されたファイルの全容量です。
  ストライピング1台目復元:166GB 
  ストライピング2台目復元:136GB
  両方:303GB

   
今回の復元では環境の破損ではなく、シンプルにファイル削除しただけだったためか、両方つなげて復元した場合では、サイズだけみると 削除前の使用量と同じサイズになっています。 

また、1台目+2台目の合計が 単純に両方つなげた場合とほぼ同サイズです。   
   
各フォルダ内には、復元されたデータが写真や文書などのフォルダに分かれて書き出されていますが、長くなりましたので、次回に続きます。


データ復元ソフト Disk Drill 6 Pro ご案内マップ

ご案内を追加していったらごちゃごちゃになってしまいましたので以下にまとめました。
  
      
Disk Drill 6 Pro (ホームページ)
よくある質問

スキャンと並行して復元することもできます。

Linuxの復元

● NASの復元について

https://www.lifeboat.jp/support/db/017260107001.html
https://www.lifeboat.jp/newblog2/?p=11251
https://www.lifeboat.jp/newblog2/?p=11251#mirror
https://www.lifeboat.jp/newblog2/?p=11350
https://www.lifeboat.jp/newblog2/?p=11188

Win11 25H2環境も!Win上でできない操作もLBパーティションワークス15なら!

2024/12/9 作成、2026/1/22 更新

回復パーティションをあいだに挟んでいる環境のCドライブの拡大、システムパーティションの削除など、Windows上ではできない操作もLBパーティションワークスならできることがあります。下記詳細をご参照ください!

Windows 11 24H2 をクリーンインストールした環境です。25H2も、構成は同じです。
(ディスクの管理画面)

ディスクの管理画面には表示されないシステムパーティションが存在していて、LBパーティションワークス15では下記のように表示されます。パーティションの数が違います。

Windows上では行えない操作でも、LBパーティションワークス15であれば可能な操作もありますのでご確認ください。
  

■回復パーティションをあいだに挟んでいる環境のCドライブの拡大
  →できます。一例をご紹介。↓↓
   https://www.lifeboat.jp/newblog2/?p=10637 
   https://www.lifeboat.jp/newblog2/?p=9209
 
■回復パーティション等のシステムパーティションの削除
  →できます。詳細は こちら
 
■回復パーティション等のシステムパーティションの拡大
  → 残念ながら不可。 詳細、代替え案(?) は こちら

  

  

**** 詳 細 ****

■システムパーティションの削除

システムパーティションは、Windows上では削除等はできません。
通常は削除が必要になることはないので支障はありませんが、HDD/SSDをよく使用する場合は、古いディスクのメンテナンスなどで削除したいときがあります。

LBパーティションワークスでは、ファイルシステムに関係なく、パーティションをすべて削除してHDD/SSDを
空っぽの状態(「未割り当て」)にしたり、再フォーマットすることができます。
 
【Windowsのディスクの管理画面】

【LBパーティションワークス】

 また、LBパーティションワークスには、復元ソフト等で復元できないようにデータを抹消する機能も備わっています。
抹消は、ディスクに無意味な数値を書き込み、残っている情報を上書きします。そのため、抹消処理は一般的に時間がかかります。

   

   

■システムパーティションの拡大

残念ながらLBパーティションワークスでも不可です。

Cドライブより左側にあるパーティションは、LBパーティションワークスでも 削除しかできません。
一番右端の回復パーティションは、サイズ変更は不可、移動は可能です。

Windowsアップデートを実行した際に、「システムパーティションの容量不足で完了できない」旨のエラーが出ることがありますが、システムパーティションを拡大することはできないため、この現象はLBパーティションワークスでも解消できません。

システムパーティションの容量不足でなく、使用しているHDD/SSD全体がデータが満杯で容量不足となっている場合は、サイズの大きいHDD/SSDに丸ごとコピーして(クローン作製)、付け替えてしまうという手があります。
LBパーティションワークスには、HDD/SSDのコピー機能が備わっています。
 ※M.2 SSDも可。
  
               ↓ ↓ ↓
 

NASのデータを復元 ― データ復元ソフトDisk Drill 6 Pro

Disk Drill 6 Pro ご案内マップ

     
Linux系のNASはSSHに対応していれば こちらの手順で可能です。
Windows系のNASは、WindowsにDisk Drill をインストールして復元をお試しください。

Linux系でSSHに対応していない場合や、物理的に不調が生じている場合、RAID構成が壊れてしまっている場合は、HDDを物理的に取り出して他のPCにローカル接続することで、スキャンできます。

どうしてもDisk Drillでの復元を試されたい場合は、ご参考にされてください。

  
○ NASの復元
* データの上書きを防ぐため、RAID の使用をすぐにやめます。
* 再構築を簡単にするために、ドライブを取り外す前に順番にラベルを付けます。
* 中断を避けるため、回復中は信頼性の高い電源を使用してください。
* 復元データの保存先(書き込み先)は、必ず別のディスクをご用意ください。
* 物理的に重大な損傷がある場合は、スキャン処理で負荷を加えるため、さらに
  悪化してしまう可能性があります。専門機関への相談をご検討ください。

NASの型式で調べると、ディスクの取り外し方法が動画等で説明されていることが多いです。ほとんどのNASではRAID構成になっていますので、正しいディスク順序を維持するため、RAID アレイ内の位置に応じて各HDDに明確なラベルを付けます。

HDDを取り外せたら、Windowsパソコンにローカル接続します。

Disk Drill はRAID環境に対応しており、RAIDで使用していたディスクを接続すると、RAID環境を自動検出します。

復元の確率がいちばん高くなるのは、RAIDを構成していたHDDを
すべて、接続順序を変えないようにパソコンに接続し、
Disk Drill の「RAID」画面(以下をご参照ください)からスキャン
を行う手順です。

今回はミラーリングのRAIDだったことと、テストなので、1台ずつ別のパソコンに接続して復元を試してみましたが、結果的にどちらも同じように復元できました。
左はSATA接続、右はUSBアダプターを使用しています。

   
HDDを接続して、Disk Drill 6 Proを立ち上げた画面です。
操作しているパソコンのHDD(SAMSUNG)、NASの1台(WDC)の他に、検出されたRAID環境が別途表示されています。
また、今回の操作には直接関係しないSSH接続のHDDが2台表示されています。

RAIDをクリックすると、RAID環境のみを表示します。

    

RAID構成を無視して、HDD単体を選択してスキャンすることも可能です。RAIDから行った方がより多く読み込めるメッセージが表示されますが、状況によりお試しください。

一度に1つずつのスキャンになるため、一番上から順に試してみます。1.91GBの領域です。

サイズが小さいのでスキャン時間はかかりません。復元されたデータもほぼシステム関連のものでした。

  
 
3.81GB。多くのファイルが見つかりましたが、復元して内容を見てみると、やはりシステム関連のものがほとんどでした。



 
   
1.81TB。ユーザーのデータの多くはここに保存されています。2TBほどあるのでスキャンは3時間ほどかかりました。

テストなのでファイル数は多くないですが、ユーザーが保存したデータがほぼ復元できました。ファイル名は変わってしまっていることがほとんどのようです。

 
       
●1台のPCに、ミラーの1台目、2台目を両方接続してスキャンした場合も、結果は同じでした。
  
 
  

   

  

HDDやRAIDの状態などにより、様々な状況が考えられます。以上は一例としてご参考までとしてください。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆