Windows8/8.1/10のCD/USB起動

Windows8/8.1/10では、パソコンの再起動、シャットダウンからの起動がWindows7までより早いと感じますよね。実はWindows8以降は「再起動」「シャットダウン」は見かけだけWindowsが終了しているだけで、完全には電源が切れておらず、一種のスタンバイのような状態になっています。

この機能は『高速スタートアップ』という機能です。この『高速スタートアップ』を有効にしていると、様々な問題があるようでコントロールパネルで無効にする方法も多くのサイトやFAQで案内されています。(詳しくは『高速スタートアップ』でググッてみてください)

さてライフボート製品「LB イメージバックアップ」「LB パーティションワークス」「LB コピーワークス」シリーズはCD起動、USB起動で使用する事が多いです。

『高速スタートアップ』で困るのは、Windowsが起動できている環境(「HDD起動」)から、「CD起動」「USB起動」に移行したくても、電源が完全に落ちずに起動している為、再起動時メーカーロゴが出ている間に「F12」キー等を叩いて「起動デバイスの選択」を出す事も出来ずに、Windows起動に進んでしまいます。また今までのように「F8」キーでのセーフモードも選択できません。

その為か『高速スタートアップ起動』環境からデバイス起動させる設定がWindows側に追加されました。ご存じの方も多いかと思いますが、ここで一度取り上げてみたいと思います。

※ ※ ※

Windows8以降は、CD起動、USB起動可能メディアを入れたままで、「shift」キーを押しっぱなしにしたままで「再起動」をクリックします。

「shift」キーを押しっぱなしにして「再起動」をすると、続いて「オプションの選択」画面が表示されます。この中の「デバイスの使用」を指定すると、起動可能のデバイス候補が表示されますので、起動デバイスを指定すると再起動し、該当デバイスからの起動プロセスに移行します。

(起動可能メディアが入ってないと、「オプションの選択」画面では「デバイスの指定」項目は出現しません)

USBメモリの型式、内蔵CD/DVDドライブの型式が表示されました

もし、起動CD/USBを入れたまま、デスクトップ画面から「shift」+「再起動」しても、「オプションの選択」に「デバイス使用」がない時は、へこたれず「続行」を選択してWindowsをもう一度再起動させて、ユーザーログインの画面で「パスワード」を入力せずに、再度「shift」+「再起動」してみるとなぜか「デバイスの使用」が表示される事が多いです。なぜかは判りません…

この「shift」+「再起動」は、完全に電気を切った再起動となります。また「shift」+「シャットダウン」でも完全に電源を落としたシャットダウンとなります。