SATA-IDE互換XPを RAID環境に移行

ある環境で動作しているWindowsは、ハード構成の違う他のPCや環境に移しても通常は起動できません。

今回はSATA-IDE互換モードで動いているXPを、サードパーティのRAIDボードを使用したストライピング(またはミラー)環境に移行できるのか?やってみました。

使用しているWindowsを他のPCに移行することは、Windowsやソフトのライセンスに抵触する場合がありますので、ライセンス関連は各自にてご注意いただきますようお願い致します。


移行元:
下記の30GBのXPです。



Paragon Hard Disk Manager 12で、新しいハードディスクにコピーして、移行先に持っていきます。
「パーティションコピー」で必要なところだけコピーしました。
(HDDを外してそのまま持って行ってもよいのですが、念のためコピーしました。手順の都合上、コピー時に拡大は行いません)




コピーしたWindowsを移行先で使いたいですが、いきなりRAIDボートに接続しても、このXPはこのRAIDボードのことを知らない(起動できない)ですし、ストライピングだったら先にRAIDを組まなくてはいけません。




そこで手順としましては、 ひとまず 単独で、コピー元と似た環境にし、起動しやすい条件にして起動させます。
ハードディスクはマザーボードに直差し、BIOSはIDE互換モードに設定すると起動できました。




PCが違うので、いちばん最初の起動時はマウス/キーボードの認識に何分もかかったり、ディスプレイやらネットワークやら、「ドライバがない」メッセージがしきりと出ますので、まずはこのPCに合ったドライバ類をインストールしてください。

そしていっしょに、RAIDドライバもインストールします!




通常に起動できるようになりました!




続いて、このRAIDドライバがインストールされた環境を、Paragon Hard Disk Manager 12でもう一度バックアップします。(バックアップウィザード↓)

バックアップが済んだらシャットダウンして 希望のRAIDを構築します。
RAIDボードに500GB×2台つなげてストライピングの設定をしました。(いったんXP環境は消えます)




RAIDを組めたところで、先ほどバックアップしたイメージを復元します。
イメージのXPには、すでにRAIDドライバが入っているので起動できるというすんぽうです!


復元操作は、Paragon Hard Disk Manager 12のPE4.0版で起動して行います。
PE版もRAIDボードを知らないのでこうなりますが、あらかじめボードメーカーのサイトからダウンロードしてきたドライバ(Win7x64用)を用意してありますので、「ドライバの追加」。




すると、RAIDが見えましたーー!!なかなか感動です。
500GB×2台 で1TBで認識されています。




復元ウィザードで復元します。



イメージは30GBほどなのですが、1TBに拡大して復元。
5分ほどで完了しました。

再起動するとなんなく起動。ディスクの管理でも1TBになっています。C(*゚ー^)ノ*・‘゚☆




ちなみにRAID環境のシステム情報は


RAIDではない環境と比較してみてください♪
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Win8は→ http://win8.mari-g.com/2013/01/blog-post_1214.html