シャットダウンバックアップ(イメージバックアップ)

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。

先日の記事で、バックアップをワンクリック(正確にはワンステップですが・・・)で実行する手順をご案内しましたが、今回はその応用編で、退社や就寝前にバックアップを行って、実行後はそのままPCがシャットダウンされるように設定してみたいと思います。

LB イメージバックアップ11 Proなどには、スケジュールのタイミング設定でシャットダウンバックアップはありませんが、処理の終了後に電源を切るオプションがありますので、バッチファイルと組み合わせることで、シャットダウンバックアップが可能になります。

基本的な設定方法は、先日の記事と同じでうす。

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。

1. LB イメージバックアップ11 Proを起動します。スケジュールバックアップを選択して、バックアップウィザードを起動します。

2. ウィザードを進め、バックアップ対象、バックアップ先を選択します。

3. スケジュールの選択画面では、必ず”処理の終了後に電源を切る”にチェックを入れます。そのまま進め、ウィザードを完了させます。

※バックアップイメージをその都度上書きしたい場合には、『バックアップ時に一意のファイル名を生成する』のチェックを外します。

4. ウィザードが完了したら、『タスクスケジュールタブ』を選択します。登録されたタスクを選択して、右クリックから『プロパティ』を選択します。

5. スクリプトの箇所を確認し、登録されているスクリプトのファイル名を確認します。この例では、以下のファイル名となります。
scr_130514055023847.psl

【POINT】
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LB イメージバックアップ11 Proのスケジュール処理は、上記のスクリプトファイルをWindowsのタスクスケジューラから実行することで、定期実行しています。

Windowsのタスクスケジューラには、次のようなコマンドが登録されています。

C:\Program Files (x86)\LB\Image Backup 11 Pro\program\scripts.exe –rebootonconfirm -Wno –graph –multiple “C:/Program Files (x86)/LB/Image Backup 11 Pro/scripts/scr_??????????????.psl”
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あとは、このコマンドを実行するバッチファイルを作成するだけです。

6. メモ帳を開きます。以下の内容をコピー&ペーストします。

※ブラウザ上だと改行が入ってしまうので、改行は削除します。
※末尾のscr_130514055023847.pslは、6.で確認したファイル名を入れてください。

“C:\Program Files (x86)\LB\Image Backup 11 Pro\program\scripts.exe” –rebootonconfirm -Wno –graph –multiple “C:/Program Files (x86)/LB/Image Backup 11 Pro/scripts/scr_130514055023847.psl”

7. 任意の場所に保存します。この例では、デスクトップに、シャットダウンバックアップ.txtとして保存しました。

8. 拡張子をtxtからbatに変更します。

9. ファイルを実行します。ユーザアカウント制御が表示されるので、『はい』を選択します。

10. バックアップが実行されます。バックアップが完了すると、PCが自動的にシャットダウンされます。今後は、ファイルを実行するだけで、バックアップからシャットダウンまで自動的に行えるようになります。

バックアップが終わると自動的にシャットダウンします。

※batファイルを直接実行すると、上記のように黒いDOS画面がバックアップ中表示されます。非表示にしたい場合には、さらにvbsファイルを用意して、vbsからbatを実行すると非表示にすることができます。

具体的には、メモ帳を開き、下記2行をコピー&ペーストします。
※batのファイル名は必要に応じて書き換えてください。

Set ws = CreateObject(“Wscript.Shell”)
ws.run “cmd /c シャットダウンバックアップ.bat”, vbhide

シャットダウンバックアップ.batと同じ場所に保存して、拡張子をtxtからvbsに変更してください。

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。