『Zinstall WinWin』を使用 Vistax86 を10×64にアップグレード-1

『Zinstall WinWin』(ジーインストール ウィンウィン)は、ライフボートストアで販売しているパソコンの引っ越しソフトです。
(リープコーポレーションの製品です。お問合せやご購入後のサポートは、リープコーポレーション社でのお受付になります)
http://leapcorp.co.jp/contact/

Aパソコンの環境を、新品のBのパソコンにそっくり移したいときなどに使用しますが、
同一のパソコンで、Windowsのアップグレードに使用することも可能です!


環境を丸ごと引き継いだWindowsの「アップグレード」は、対応可能なエディションが限られています。


https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-10-specifications より


例えば、今回試した Vista→Win10や、32ビット環境→64ビット環境のアップグレードは対応しておらず、
やるとしたら Windows10を新規インストールすることになります。

『Zinstall WinWin』を使用すると、通常は行えないアップグレードが可能です。
リープコーポレーション社のサイトで紹介されている手順で、Vista32ビット環境をWin1064ビット環境にアップグレードを試してみました!

32ビットと64ビットはなかなか壁があるイメージがありますが、うまく行くのでしょうか!?


ただ、手順書の注意事項にもありますが、個々のソフトウェア自体にも「対応動作条件」はあります。
それぞれのソフトウェアの制限をすべて超えて対応することはできませんので、

基本的には、
・32bit用アプリは64bit環境へ移しても正常に動作しない
・そのOSに対応していないアプリを移行した場合、アンインストールできなくなるなどの可能性
を考えて、本番環境では、注意事項の手順をクリアしておくことが必須です。


今回はテストなので、32ビット版ソフトをあえて残したまま、64ビットへの移行にチャレンジしてみました。


●大まかな流れ

1. 元の環境の丸ごとバックアップ
2. Windows10のメディアで起動し、新規インストール
3. Windows10上でZinstall WinWinをインストール、「Windows.old」の情報を適用、アップグレード完了。


まず、引っ越し元となる現在のVistaの環境です。
Vista business SP2 32ビットです。


Microsoft Excel/Word 32ビット版でデータをいくつか作成。ビデオや音楽もいくつか。


IEの「お気に入り」



デスクトップの壁紙



この環境をバックアップしたあと、Windows 10のインストールDVDで起動し、インストールします。



長くなりましたので、その2に続きます c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

2016年 あけましておめでとうございます。

2016年になりました。今年もライフボート裏ブログをよろしくお願いします。

Windows10は好調に普及している様子です。2016年は大きなOSの変遷はなさそうですが、ハードウェアやデバイスの進化は加速度的に進んでいます。高額だったタブレットや、2 in 1 PCが安くなりました。メモリはDDR3から、DDR4へと主流が移り始めています。更に外部媒体が、MicroSDからnanoSD、USB3.0からUSB Type-Cの普及が始まっています。SSDもHDDも大容量が展開され、ハードは、高速、ミニサイズ、大容量と進化が続きますね。

ライフボート社では最近は、インターネット関連のユーティリティソフトとしてTunebite シリーズ、Sticky Passwordも扱っています。パソコンと言う物理的機械内部から、ネット関連のユーティリティへも着目しています。
もし『パソコン自作や改造、換装は得意だが、インターネット動画を録画は判らない。ログインパスワードが多くて管理しきれない』なんて事があるなら、こちらの製品情報もご確認下さい。意外に簡単で面白いです。

今年もおもしろいソフトや裏話をご提供できるよう頑張ります!

2015年 ありがとうございました

2015年最後の裏ブログです。裏ブログ4度目の年末の挨拶です。

2015年も激動の「IT」関連の進化の日々でした。この間までWindows8/8.1なんて言っていたのに、もうWindows10が普及しています。Windows10はWindows7等に近い起動画面の為、Windows8系よりも受け入れやすかったせいもありますし、Microsoftからの自動更新で導入を促されるせいもあるのでしょうか。

ライフボート製品もWindows10対応が揃っていますので、是非ともWindows10用のアップデートが必要な方は「ダウンロード」コーナーへお進みください。

毎年お勧めしていますが、年末や新年のキリのタイミングは、区切りとして覚えて置きやすいタイミングです。是非とも『バックアップ』を実施しましょう!

デバイス的にはHDD的にはSSDとの価格差が縮まって来ました。USBメモリ、SDカードも容量もどんどん増えていきますね。最近では2GBのUSBメモリでさえ探すのが大変です。
パソコンの小型化も進み、タブレットと間違うばかりの「2 in 1」「3 in 1」等も増えています。
昔はパソコンが起動できない時の回復に「フロッピー起動でコマンド入力」しましたが、廃れて「CD起動で自動修復」の時代になりました。今は「USBメモリ起動」に変遷しようとしています。ソフトのインストールもパッケージ販売のCD製品が廃れて、インターネット必須のダウンロードインストールになりつつあります。
目まぐるしく変わる情勢ですが、2016年はどんな技術が生まれて、どんな流れとなるのか。楽しみですね。

■年始年末のお知らせ
サポート窓口
◆ 年内最終受付日   2015年12月25日(金) 17:00まで
◆ 年始受付開始日   2016年1月5日(火) 10:00から
電子メールのお問合せは、年末年始の期間も受付は可能ですが、返答は年始営業開始日以降となります。
なお、通常よりご返信にお時間がかかる場合がございます。予めご了承頂きますようお願いいたします。
良い年の瀬を迎えられますよう心よりお祈り申し上げます。来年も何卒よろしくお願い致します。

「エクスプローラー」!?(初心者向け)

Windows XPではパソコンの内部を見たい時はデスクトップにある「マイコンピュータ」のアイコンをクリックしました。
Windows Vista、Windows 7でも同様にデスクトップに「コンピュータ」ってアイコンがありましたので、これをクリックしてパソコン内部を確認しましたね。(デスクトップアイコンはなくても「スタート」メニューの「コンピュータ」からも進めますし、この「コンピュータ」の上で右クリックして「デスクトップに表示」にすれば表示されます)

Windows 8/8.1/10になると、デスクトップに「コンピュータ」というアイコンがなくなりました。
「スタート」から「コンピュータ」に進んで、各ドライブや「ドキュメント」「ビデオ」「ピクチャ」探していた人は、いちいちUI画面に戻して「PC」を探したり、Windows10だと「スタート(タイル部分)」から「PC」を探したり、結構面倒だったり、手間が大変です。(詳しい人はタスクバーにピン留めされているかもしれませんね)

実は「コンピュータ」「マイコンピュータ」って言われているものは、別名でずっと分かりやすい場所にあります。それは「エクスプローラー」という名称です。エクスプローラーとは「探索者」の意味です。Windows95の時代から綿々と、「スタート」ボタンの上で右クリックすると「エクスプローラー」は選択できます。

実はWindows7以降はタスクバーに「エクスプローラー」アイコンが常駐しているのです。が、、、

いまいち「マイコンピューター」イコール「エクスプローラー」の認知度も低く、「アイコン」のデザインも口頭で説明しにくい形状です。

更に「インターネット エクスプローラー」のブラウザの方が有名になってしまって(タスクバーでは隣にいたりする)いるため、『タスクバーの「エクスプローラー」を選択してCドライブを…』とご案内していると、「yahooのホームページが出ている」なんて食い違いが…。
そんなこんなで意外にタスクバーの「エクスプローラー」からの説明はやりにくかったりします。

「関連付け」その2 (やや中級者向け) 後篇

「レジストリ」というWindows内部のデータベースを管理するものがWindows内部にあります。

例えばWindowsにソフトをインストールすると「コントロールバネル」の「プログラムのアンインストール」の一覧に追加されますね。アンインストールはここから実施ししますね。

この「プログラムのアンインストール」用の一覧の情報がどこにあるかというと、「レジストリ」にあります。何かの問題でアンインストールできなくなったり、プログラムの異常で手動で消す時等も触ります。

先回「関連付けのない」データに手動で「関連付け」してしまった場合、Windowsの標準的な画面では、クリアすることが出来ないので、直接このレジストリ内部の 『「****.spdb」は「Word」を使用して開く』 という情報を消す事となります。

レジストリは「スタート」-「すべてのプログラム(アプリ)」にはありません。大切なWindowsのデータベースですので、間違って触ればWindowsが正常に動作できなくってしまうからです。今回、ご紹介はしますが、レジストリは、バックアップを取った上で、自己責任で触ってください。

まず「レジストリ」を触るには「レジストリエディター」という画面を表示する必要があります。「スタート」ボタンで右クリックして「ファイル名を指定して実行」をクリックします。入力窓が表示されたら

regedit

と入力して「OK」します。「レジストリエディター」が起動します。

通常のファイルやデータと異なり、ここでは各項目を「キー」と呼びます。キーの前のマークをクリックして展開し、階層を下記位置まで進みます。レジストリは大変項目が多く、似た名前のものが並びますので、間違えない様十分ご注意ください。

「HKEY_CURRENT_USER」内の「Software」内「Microsoft」-「Windows」-「CurrentVersion」-「Explorer」-「FileExts」に進みます。

この「FileExts」の以下には拡張子が並んでいます。間違えない様目的の拡張子を探します。

ここに「関連付け」されたデータベースが存在します。「.spdb」キーの中身を確認するとWordで開く情報が記録されているのが判りますね。この「.spdb」キーを選択して右クリックし「削除」を指定します。(サブキーのOpenWithListではなく、その上の「.spdb」キーを指定)

確認画面が出ますので「はい」を指定します。これで終わりです。「レジストリエディタ」を閉じて、パソコンをログオフしてログインし直すか、再起動します。元のアイコンに戻ります。

簡単ではありますが、間違えると何が起こるか判りません。レジストリの案内は率先してできるものではありませんので、何かのデータを開こうとして「このファイルを開く方法を選んでください」と出たら指定しない事が一番です。