ドライブバックアップとファイルバックアップ(1)


Paragon Hard Disk Manager 12には、ドライブ全体のバックアップと、ファイル/フォルダ単位のバックアップ どちらも備わっています。

他のファイル単位のバックアップソフトでもそうですが、OSやソフトウェアは、ファイル/フォルダ単位のバックアップでは復元できません。

「Cドライブ内の全ファイルをバックアップしてあるから、いざというときはそれで元通りにできるのでは?」 と ときどきご質問をいただくことがありますが、「OSの万一」に備えるには、「ハードディスク全体」や「Cドライブ全体」のバックアップをお願いいたします。

どうしてファイル/フォルダ単位で全バックアップするのではだめなのでしょうか?
ドライブ全体のバックアップと何が違うのでしょう・・・・・・・・・・・・



ごく単純に、Cドライブ内の全データを他のHDDにコピーして、起動できるかやってみます。

※構成は下記の通り


まっさらな250GBのHDDにC内のデータを全コピー

そうすると、Windows上でコピー中に下記のようなメッセージがたくさん出て、とくにシステム関連のファイルは、何度「再試行」しても繰り返し出てくるので「スキップ」か「キャンセル」しかありません。

Windows上では、システム関連のファイルは扱えない(コピーできない)ものがある、ということになります。

↓ 新規でコピーしているのになぜか?上書き確認も多数・・・・



Windowsとは異なるOS、Linuxベースの起動CDで立ち上げ、C内の全データをコピーしますと、OSが異なるためシステムファイル等関係なくコピーされ、起動もできました。

※コピーした250GBで起動

※ご注意点
・コピー先の新ドライブは、「アクティブ:はい」に設定してください。



・もし起動しない場合、Windowsの「スタートアップ修復」を!


しかし、XPのときもそうでしたが、ファイル単位でコピーした場合、起動時に毎回、デスクトップにメモ帳が出てきます・・・。これは各自でご解決を。。ざっとみたところ、XPの対処法しか見つかりませんでした。

対処法↓↓
http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_7-performance/%E8%B5%B7%E5%8B%95%E6%99%82%E3%81%ABshellclassinfo/489b9c21-3ddf-4c74-9e91-1722aed48901?msgId=19e28c94-bcaf-4988-9c66-d49ed5b378cc



Windows上では、システム関連のファイルは取り扱えないものがあること、また、たとえ全データをコピーできたとしても、上記のようにどこか元の状態ではないことがわかります。

緊急事態で、なんでもよいからとりあえず起動したい場合はお試しいただく価値はあると思われます。

それと実は、 「ハードディスク全体」や「Cドライブ全体」のコピー/バックアップに比べ、ファイル単位のほうが、すごく時間がかかります。

比較した結果と、ドライブ単位のコピー/バックアップについて、(2)に続く! c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

Windows 8でのチェックディスク

Windows 7やVista、XPでチェックディスクを行う場合、コンピュータ→
Cドライブを右クリック→プロパティ→ツールタブを開くと、そこからチェックディスク
が実行できました。ところが、Windows 8 では特にエラーがない場合、「このドライブを
スキャンする必要はありません」と表示されます。

「ドライブのスキャン」をクリックすると、スキャンが行われますが、
従来までのものとは表示される内容が異なります。

Windows 8 で従来通りの方法でチェックディスクを行う方法は、ライフボート
のFAQページで公開しています。

https://www.lifeboat.jp/support/db/013130301001.html

ここでは、コマンドプロンプトを使わずに、チェックディスクを実行する方法を
ご紹介します。使うのは、フリーウェアの「CheckDiskGUI」というソフトです。
以下のURLからダウンロードできます。英語版のみで、他の言語はないみたいです。

http://www.wieldraaijer.nl/others.html

このソフトを使うと、コマンドプロンプト画面で入力しなくても従来どおりの
チェックディスクが行えるのですが、もう一つ利点があります。このソフトを
Dドライブに入れて実行するとその結果をログとして残せるんです。

通常、Cドライブ以外のエラーチェックの結果をログとして残したい場合、その
ドライブにあるファイルなどを開いた状態で、チェックディスクを実行する必要
があります。ところが、最初からこのソフトを、対象のドライブに入れて実行すると
そのまま結果をログとして残せます。実際にやってみましょう。Dドライブに
「CheckDiskGUI」を入れて実行します。

CheckDiskGUIが起動します。

ここで、対象のドライブを選択し、「Fix」または「Fix and Recover」をクリックします。
ちなみに、「Fix」はチェックディスクのオプションで「ファイル システム エラーを自動
的に修復する」、「Fix and Recover」は「ファイル システム エラーを自動的に修復する」
と、「不良セクターをスキャンし、回復する」を有効にしたときと同じ内容で実行します。

ここでは、Dドライブを選択して「Fix」をクリックします。


以下の画面が表示されたら、「いいえ」をクリックします。

続けて、以下の画面が表示されます。「はい」をクリックします。

英語で、すぐに再起動するかどうかの確認メッセージが表示されます。

あとは、「はい」をクリックすると、再起動してチェックディスクが実行され、
結果がログとして保存されます。

このソフトはWindows XP、Vista、7でも使えますので、興味のある方は試してみてくださいね。

TuneUp Utilities 2013の無効化

TuneUp Utilities 2013はインストールすると、常駐稼動するソフトウェアです。
一時的に利用を停止したい場合には、以下の処理を実行します。

1. [スタート]メニューから[コンピュータ]を右クリックして”管理”を選択します。

2. [サービスとアプリケーション]-[サービス]を選択します

3. [TuneUp Utilities Service]を右クリックして[プロパティ]を選択します。

4. スタートアップの種類で[無効]を選択し、[OK]をクリックします。

5. 同様に、[TuneUp Theme Extension]を右クリックして[プロパティ]を選択します。スタートアップの種類で[無効]を選択し、[OK]をクリックします。

6. 2つのサービスが無効になっているか確認します。

7. PCを再起動します。

以上で、TuneUp Utilities 2013が自動起動しなくなります。ただし、最適化も行われませんのでご注意ください。

Sticky PasswordでLB メディアロック3をより便利に

『LB メディアロック3』を使用すると、複数のUSBメモリーやハードディスクを暗号化(秘密領域の作成)することができます。

それぞれの暗号化領域に異なるパスワードを設定した場合、思い出すのが大変です。

でも 『Sticky Password』 を利用するとセキュリティを維持したまま、パスワード入力を自動化することができます。
ここでは、『LB メディアロック3』の暗号化パスワードを 『Sticky Password』 を利用して管理する方法を説明します。

<1>
最初に秘密領域を作成しておき、『LB メディアロック3』のユーティリティ上から有効ボタン①をクリックします(画面1)。

<2>
パスワード入力画面上に表示される『Sticky Password』のアイコン②をクリックします(画面1)。

<3>
アカウント追加③をクリックします(画面1)。

画面1

<4>
『Sticky Password』にアカウントを追加します(画面2)。
アカウント名: 任意の名前
グループ: アプリアカウントを選択
ログイン名: 秘密領域の識別に使用します。区別し易い名前を付けておくと便利です。
パスワード: 秘密領域作成時に指定したパスワードを入力します。

<5>
「新規アカウントを追加」をクリックしてアカウントの登録を完了します(画面2)。次回からパスワード入力を『Sticky Password』に代行させることができます(画面3)。

画面2

<6>
秘密領域のパスワード入力画面に表示される『Sticky Password』のアイコンから、前の手順で作成したログイン名「Cドライブ」を選択してパスワードの自動入力をすることができます(画面3)。

画面3

<7>
複数の秘密領域が存在するPCでは、秘密領域ごとに個別のログイン名を登録しておけば、異なるパスワードを持つ秘密領域を管理できます。『LB メディアロック3』のパスワード入力画面から、『Sticky Password』のアイコンをクリック、「ログインを追加…」を選択して新しいログイン名とパスワードを追加していきます(画面4)。

画面4

<8>
複数のログインが登録された状態で『LB メディアロック3』の有効ボタンをクリックすると、ログインを選択できるポップアップが表示されます(画面5)。

画面5

注意事項:
ログイン名を複数登録したPCでは、クリックとダブルクリックを間違えると、異なるログイン名のパスワードが入力されることがあります。『LB メディアロック3』で秘密領域の自己破壊機能の設定を有効にしてあり、かつ自己破壊機能が動作するまでの回数が少ない場合、秘密領域の自己破壊が動作する可能性がありますので、充分にご注意ください。

Windows PE版 起動CDの32ビット(x86)、64ビット(x64)の確認方法

LB イメージバックアップ11 ProやLB パーティションワークス15などの製品では、起動CDをお客様に作成して頂く仕組みになっております。環境によって、作成されるCDのPEのバージョンだけでなく、64ビットベースか、32ベースかも異なるため、後で確認するときに困ることがあります。

すこし乱暴ですが、フォルダ構成などで識別が可能です。

■PE4.0の場合
(1) CD起動後、[オプション]-[ファイル転送]を選択して、[ファイル転送ウィザード]を起動します。

(2) ウィザードが起動したら、[次へ]をクリックします。

(3) ソース欄で、<Boot (X:)>を展開します。<Program Files (x86)>フォルダの有無を確認します。<Program Files (x86)>フォルダがある場合は、64bitベースです。ない場合には、32ビットベースとなります。

■PE3.0の場合
(1) CD起動後、[オプション]-[ファイル転送]を選択して、[ファイル転送ウィザード]を起動します。

(2) ウィザードが起動したら、[次へ]をクリックします。

(3) ソース欄で、<Boot (X:)>を展開します。さらに<Windows>フォルダを展開します。

(4) <SysWOW64>フォルダの有無を確認します。<SysWOW64>フォルダがある場合は、64bitベースです。ない場合には、32ビットベースとなります。