Windows 8にスタートボタン、スタートメニューを追加

Windows 8を使っていると、やっぱりよくも悪くも慣れ親しんでしまったデスクトップで常に作業したいですし、スタートボタン、スタートメニューがほしくなります。そんな時に役立つアプリケーションを2つ紹介します。

どちらもWindows 8にスタートボタンを追加できる製品で、Modern Style UI(Metro UI)ではなく、デスクトップをデフォルトの画面として使用することができるようになります。

『Classic Shell』
http://www.dnki.co.jp/content/view/145/1/

『Start8』
http://www.stardock.com/products/start8/

インストールするだけで、起動後に自動的にデスクトップを表示され、スタートボタンが追加されます。

『Classic Shell』だとこんな感じです。

『Start8』だとこんな感じです。

個人的には、英語版しかありませんが、Start8の方がお気に入りです。Modern Style UI(Metro UI)とデスクトップの切り替えもメニューから選択することができます。

「GPT」ディスクにOSをインストール

3月19日の「裏ブログ」で「GPT」ディスクの解説をしていますが、これはデータを保存する為のガイドでした。

http://www.lifeboat.jp/blog2/?m=20120319

現在は「GPT」ディスクにOSをインストールできるマシンが増えてきました。
メーカーパソコンによっては最初から「GPT」ディスクで出荷されている機種もあります。(Windows8のノート型パソコンの殆どは「GPT」ディスクになっていました)

「GPTディスクから、OSを起動させる」為には、マシン側にその能力がないと設定できません。今までのマシンと何が違うのでしょうか。

■BIOSとUEFI

パソコン起動時に、英文が走る画面を見た事はないでしょうか。またメーカーロゴ画面で「DEL」キーや「F2」キーを押して「BIOS(バイオス)」を出した事はないでしょうか。

DOSやWindows95の時代からこの「BIOS」という制御でWindowsは起動開始していました。BIOSを使うと「ハードディスク」に「MBR(マスターブートレコード)」という領域を作ります。「MBR」が引き金となって起動スイッチが入る事となります。
「MBR」ディスクはハードディスクのサイズ上限があり、2.2TBを超えたハードディスクは処理しきれない事となります。

そこで、BIOSに変わる新しい技術として「UEFI」が作られました。これが搭載されたマシンが普及し始めてました。(第3世代CoreプロセッサーIvy Bridgeが搭載されたマシンからが中心)
「UEFI」ならば、「GPT」ディスクでもOSが起動可能となります。

■「GPT」ディスクの作成と対応Windows

どのように「UEFI」を使ってWindowsをインストールするのでしょうか。「UEFI」の機能のある環境で試します。

▼空のハードディスクを用意します。この時ハードディスクはまだ「MBR」でも「GPT」でもありません。(「GPT」を使用するならば2.2TBを超えたサイズでも大丈夫です)

▼WindowsOSインストール用DVDを用意します。
「GPT」ディスクにインストールして起動できるのは、Windows Vista/7のどちらも64bit版のみです。Windows XPとWindows Vista/7の32bit版は対応しません。Windows8も64bit版を用意しましょう。

▼OSインストール時に「ブートメニュー」を表示させます。ブートメニューに、

CD/DVD-ドライブ (ドライブの型式の場合もあります)
CD/DVD-ドライブ (UEFI)

等の選択肢が出ます。参考画像では「LEGACY(旧来・既存)」と「UEFI」とのカテゴリーに分かれて、CD/DVDドライブの指定となっています。(マザーボードメーカーによってデザインはかなり変わります)

CD/DVDだけを指定すれば「MBR」ハードディスクとなり、「CD/DVD(UEFI)」を指定すれば、「GPT」ディスクとなって、OSがインストールされます。このようにマシン側のマザーボード上で選択できる訳です。(BIOSで先に「UEFI」自体を有効にする設定が必要の機種もありますので、詳しい設定はマザーボードメーカやパソコンメーカーにご確認ください)

なおマルチブート構成を作る時は、LB ブートマネージャー+LB パーティションワークス13の「OS選択メニュー」機能は「GPT」ディスクには対応しませんので「MBR」ディスクで構築してください。
(LB ブートマネージャー+LB パーティションワークス13はアップデートして、Second Editionをご利用下さい)

Windows 8のデスクトップ画面にアイコンを追加する

Windows 8では、これまでのWindowsと違い、ログインするとまず
スタート画面が表示されるようになりました。

これまでは、ログインするとデスクトップ画面が表示され、
そこから様々な操作ができるようになっていました。
Windows 8でデスクトップ画面を表示するには、スタート画面にある、
「デスクトップ」をクリックする必要があります。

デスクトップ画面を表示すると、アイコンがほとんど表示されていません。

ここに、よく使うアプリケーションのアイコンを追加してみましょう。

いったんスタート画面に戻り、スタート画面上で右クリックし、
「すべてのアプリ」をクリックします。

アプリケーションの一覧が表示されました。続けて、デスクトップ画面に
追加したいアイコンを右クリックします。ここでは例として
Windows Media Playerを選択しています。
表示されたメニューの中から、「タスクバーにピン留めする」をクリックします。

デスクトップ画面に戻り、タスクバーを確認してみましょう。
画面下部のタスクバーにアイコンが追加されました。

デスクトップの背景上にショートカットとしてアイコンを追加する方法も
あります。参考までに、Windows Media Playerの実行ファイルの保存場所は、

C:\Program Files\Windows Media Player\wmplayer.exe

です。ここを開いてwmplayer.exeのファイルを、右クリックでデスクトップに
ドラッグするとショートカットを追加できます。

ただ、この方法では自分で実行ファイルの場所をたどらなければならないので、
ちょっと面倒ですね。「タスクバーにピン留めする」という方法が一番かんたん
なのではないでしょうか

Windows 8でシステム修復ディスクの作成

Windows 8でも、Windows 7と同じようにOSが起動できなくなった場合などに役に立つ起動可能な『システム修復ディスク』を作成することができます。Windows 8を使っている方は、万一の場合に備えて作成しておきましょう。手順は以下の通りです。

1. Modern Style UI (Metro UI)で右クリックして、[すべてのアプリ]を選択し、そこから[コントロール パネル]を選択して起動します。

2.表示を[カテゴリ]から [大きいアイコン]にに切り替え[Windows 7ファイルの回復] をクリックします。

3.[システム修復ディスクの作成]をクリックします。

4. 空のCD-Rを挿入して、[ディスクの作成]をクリックします。

5. 書き込みが実行されます。完了したら[閉じる]をクリックします。

6. 作成したCDを挿入した状態で、PCをリブートします。
7. CDからブートされ、プログラムが読み込まれます。

※起動できない場合は、BIOSの設定や起動デバイスの選択方法についてPCのマニュアルを参照してください。

8. 以下の画面が表示されます。キーボードレイアウトをを選択するして先に進むと、起動に関する問題を修復したりすることができます。

USB3.0ドライバの最新情報

半年前に、WindowsPEのCD起動時にUSB3.0ドライバを当てる手順のブログ記事を公開しました。あの頃はUSB3.0がこれから普及のタイミングでしたが、最近は新しいパソコンには標準的にUSB3.0が搭載されるようになりました。

Intel のチップセット搭載のパソコンでは、Intel 社から提供されているUSB3.0ドライバが適合する可能性が高いので、Intel製のUSB3.0ドライバの探し方やCD起動時の「ドライバのロード」方法を、最新情報としてご案内いたします。

1.ドライバは、Intelサイトからダウンロード可能です。(2012年10月19日では下記バージョンが最新ですが、どんどん最新が変わりますので、検索されることをお勧めします)

http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?lang=jpn&changeLang=true&DwnldID=19880

2.ダウンロードした「USB3.0_allOS_2.1.28.1_PV.exe」を自動実行します。解凍処理に続いて「インストールウィザード」が出たら「キャンセル」します。

3.解凍先に「FUSB3_allOS_2.1.28.1_PV」フォルダができます。

4.上記フォルダ内の「Files」内の「X86」フォルダを、フォルダごとCDやUSB2.0接続可能のUSBメモリ等に保存します。

5.WindowsPE版のCD起動画面で「ドライバのロード」に進みます。

6.ドライバのロード画面で「X86」内の、「nusb3hub.inf」を読み込みます。続けて「nusb3xhc.inf」を読み込みます。2つとも読み込む必要があります。

7.操作画面に進んで、USB3.0ポート接続のデバイスが認識されることをご確認ください。