ハードディスク、メモリ、DVD等のサイズ(初心者向き)

よく「1TBのハードディスクを買ったのに、900GBちょっとしかない」なんて質問があります。

店頭で販売されているハードディスク、ブルーレイ/DVDメディア、USBメモリ、全てパソコン側で保存できるデータ可能量は販売サイズより少なくなります。

データ量単位はB(バイト)、KB(キロバイト)、MB(メガバイト)、GB(ギガバイト)、TB(テラバイト)と単位は大きくなります。

1KBが販売表示では1000B、パソコン内部では1024Bです。繰り上がり単位も、重量法や金銭法の単位が1000であるのに対して、パソコン上では1024で繰り上がります。
同じサイズのものを一方は1000で割り算し、片方は1024で割り算する為、差が出てくるわけです。

算出方法

販売サイズ(GB)×1000×1000×1000→実サイズ数
実サイズ数÷1024÷1024÷1024→パソコン上の容量
(GBの時は0を9つ付けてから1024で3回割ります)

また同じ500GBで販売されているハードディスク等も、メーカーによって余剰分がありますので、パソコン側のサイズでは微妙に小数点以下で変わる事があります。

「システムで予約済み」領域を削除する

Windows 7のインストールディスクを購入して、自作PCなどにOSをインストールすると、
Windows 7のOS領域だけでなく、「システムで予約済み」という100MBの領域も作られ
ますが、この領域が邪魔になることはありませんか?

Windows 7をインストールするだけで「システムで予約済み」と、Windows 7の
領域が作成され、パーティションが2つできてしまいます。かといって、
「システムで予約済み」の領域を削除してしまうと、Windows 7が
起動できなくなってしまいます。

今回は、LB パーティションワークス14を使って、この2つを
1つにまとめる手順を試してみたいと思います。作業にはLB パーティションワークス14と、
Windows 7のインストールディスク(またはシステム修復ディスク)が必要です。
今回の操作は、OSが起動できなくなる危険性があるため、必ず作業前にバックアップを
取っておいてください。
HDDのエラーチェックも忘れずに。

まず、CD起動でLB パーティションワークス14を起動します。そして、
「ファイル転送ウィザード」を起動して、「システムで予約済み」内のデータを
すべて「Windows 7」の領域にコピーします。

コピー後、「システムで予約済み」の領域を削除し、その分「Windows 7」
の領域を拡大します。拡大後、「Windows 7」の領域をアクティブに設定します。
完了したら、LB パーティションワークス14を終了します。

このままだとWindows 7が起動できないので、続けてWindows 7の
インストールディスク(またはシステム修復ディスク)から起動します。
言語やキーボードの種類などを選択して「次へ」をクリックしたら、
「コンピュータを修復する」をクリックします。


しばらくすると、システム回復オプションが表示され、修復して再起動するかどうかの
確認メッセージが表示されるため、「修復して再起動する」をクリックします。


これでWindows 7が起動可能になるはずですが、一度の修復では起動できないことが
あります。そんなときはもう一度Windows 7のインストールディスクから起動し、
再度修復を実行します。自動でシステム回復オプションから修復するか
どうかの確認メッセージが表示された場合はそのまま修復します。
何も表示されない場合は、修復するオペレーティングシステムの
一覧から「Windows 7」を選択して「次へ」をクリックし、
「スタートアップ修復」を実行します。

完了後に再起動するとWindows 7が起動できるようになります。
起動できたらディスクの管理などで、「システムで予約済み」の領域が
無いことをを確認してください。

これで完了です。

万一に備えて、システム修復ディスクの作成

Windows 7では、OSが起動できなくなった場合などに役に立つ起動可能な『システム修復ディスク』を作成することができます。Windows 7を使っている方は、万一の場合に備えて作成しておきましょう。手順は以下の通りです。

1. [スタート] メニューから[コントロール パネル]を選択します。

2. [システムとセキュリティ]にある[バックアップの作成] をクリックします。

3.[システム修復ディスクの作成]をクリックします。


4. 空のCD-Rを挿入して、[ディスクの作成]をクリックします。


5. 書き込みが実行されます。完了したら[OK]をクリックします。


6. 作成したCDを挿入した状態で、PCをリブートします。
7. CDからブートされ、プログラムが読み込まれます。

※起動できない場合は、BIOSの設定や起動デバイスの選択方法についてPCのマニュアルを参照してください。

8. 以下の画面が表示されます。先に進むと起動に関する問題を修復したりすることができます。

USBブートでLBパーティションワークス14を使用!

USBメモリでLBパーティションワークス14を立ち上げて操作する方法です!

LB イメージバックアップシリーズや、
LBコピーワークスシリーズでも、同様に行えます。


・・・USBブート(USB起動) とは?
ハードディスクに保存されているOSを立ち上げるのは ハードディスク起動、
CD内のプログラムを読み込んで パソコンを起動させるのはCD起動、
USBメモリ内のプログラムを読み込んで パソコンを起動させるのはUSB起動です。

少し古い機種ですと、UBSブートする機能がBIOS(バイオス)に
そなわってなかったりします。

USBブートするための手順や、画面はPCメーカーにより異なりますので、
ここでは一例のご紹介です。



1.  「リカバリメディアビルダ」を使用して、
LBパーティションワークス14のプログラムをUSBに書き込みします。

USBメモリをご用意ください。




2. 書き込みが完了したこのメモリをパソコンに接続して、
パソコンを再起動します。


3. 現在操作しているこの機種の場合、
起動時にF11キーを押すと、起動デバイスを選択できるメニューが出ます。

※パソコンによっては、
あらかじめBIOS画面で、USBブートの優先順位をあげておく場合もあります。
「USBブート機能が備わっているかどうか」と、詳細手順は、
パソコンメーカー様にご確認ください。


4. 手順1 で作成したUSBメモリが、メニューに出ていますので、
カーソルを合わせてEnterします。

(USBメモリを接続していないときは、メニューに表示されません。)



5. メモリ内のプログラムが読み込まれ、
LBパーティションワークス14の画面が表示されます。

USBブートの場合は、「Normal Mode(ノーマル モード)」をお選びください。




メニューより「LB Partition Works」をクリックすると、操作画面が出ます。

c(*゚ー^)ノ*・’゚☆操作してね♪

コピーとバックアップの違い(初心者向き)

▼コピーとは

ハードディスク上のCドライブやDドライブが1軒のお家だとして、土地面積が小さくて手狭になった時に、大きな土地を買って、今住んでいる家をそっくりそのままコピーすると、各部屋の面積が大きくなります。部屋に置いてある家具や荷物はそのままですので、生活しやすくなります。

これが「コピー」です。

■利点 復旧が早い
予備としてコピーしておけば、ハードディスクが壊れたときに、裏ぶたを開いてドライバーで数本ネジ留めを外してコピー先ハードディスクに交換すれば、10分かからず復旧できます。

■欠点 他のデータは保存できない
コピー先はまるまる1台コピー専用に占有されますので、個別データは保存できません。またの1対1の関係ですので、複数保存したいときは複数台のコピー用ハードディスクが必要です。

▼バックアップとは

自宅をいったん「設計図」の形にしてデータとして保存します。保存先は外付けハードディスクがお勧めです。外付けハードディスクは自宅とは別の倉庫と考えましょう。倉庫ですので、他の一般の音楽や写真、書類などの保存も同時にできます。

■利点  複数保存できる
イメージデータとなりますので、データ名を変えれば複数のバックアップが可能です。定期的にバックアップしておき、必要な時期のバックアップから復元できます。

■欠点  やや復旧時に時間がかかる
ハードディスクを復旧させる場合、CD起動で「復元」作業を行いますので、復元作業時間がかかります。