ConvertX to Videoは、4K/8Kに対応してる?

よくご質問で、ConvertX to Videoは、4K、8Kの動画に対応できるか、というお問い合わせを頂きます。

4K、8Kの動画に関しては、入力形式としてはサポートされます。ただし、DVDに書き込む場合には、720×480の動画として、BDに書き込む場合には、1920×1080の動画としてダウンスケールされます。この点は、DVD VideoやBDMVの規格で決められていることもあり、制限事項というよりは、規格に沿った仕様となります。

以下は、4Kと8Kの動画をConvertX to Video上に取り込んだ画面です。解像度上は、4K(3840×2160)、8K(7680×4320)になっています。

出力先としてDVDを選択した場合、DVD Videoの規格上、解像度は、720×480にダウンスケールされます。

出力先としてBD(1080p)選択した場合、BDMVの規格上、出力先としてDVDを選択した場合、1920×1080にダウンスケールされます。

4K、8Kの動画も、DVD、BDに書き込むことはできますが、解像度は規格に沿ったものになるので、そのまま4K、8Kの動画としては書き込むことはできません。

今後、新しい規格が決まり、対応プレーヤが増えれば、製品側でも対応可能性はありますが、現時点では、このような仕様となります。

ただ、やはり高画質な動画の場合、DVDよりもBlu-rayに書き込んだ方がはるかにキレイです。解像度の差(1920×1080と720×480)は大きいです。

Windows8/8.1/10のCD/USB起動

Windows8/8.1/10では、パソコンの再起動、シャットダウンからの起動がWindows7までより早いと感じますよね。実はWindows8以降は「再起動」「シャットダウン」は見かけだけWindowsが終了しているだけで、完全には電源が切れておらず、一種のスタンバイのような状態になっています。

この機能は『高速スタートアップ』という機能です。この『高速スタートアップ』を有効にしていると、様々な問題があるようでコントロールパネルで無効にする方法も多くのサイトやFAQで案内されています。(詳しくは『高速スタートアップ』でググッてみてください)

さてライフボート製品「LB イメージバックアップ」「LB パーティションワークス」「LB コピーワークス」シリーズはCD起動、USB起動で使用する事が多いです。

『高速スタートアップ』で困るのは、Windowsが起動できている環境(「HDD起動」)から、「CD起動」「USB起動」に移行したくても、電源が完全に落ちずに起動している為、再起動時メーカーロゴが出ている間に「F12」キー等を叩いて「起動デバイスの選択」を出す事も出来ずに、Windows起動に進んでしまいます。また今までのように「F8」キーでのセーフモードも選択できません。

その為か『高速スタートアップ起動』環境からデバイス起動させる設定がWindows側に追加されました。ご存じの方も多いかと思いますが、ここで一度取り上げてみたいと思います。

※ ※ ※

Windows8以降は、CD起動、USB起動可能メディアを入れたままで、「shift」キーを押しっぱなしにしたままで「再起動」をクリックします。

「shift」キーを押しっぱなしにして「再起動」をすると、続いて「オプションの選択」画面が表示されます。この中の「デバイスの使用」を指定すると、起動可能のデバイス候補が表示されますので、起動デバイスを指定すると再起動し、該当デバイスからの起動プロセスに移行します。

(起動可能メディアが入ってないと、「オプションの選択」画面では「デバイスの指定」項目は出現しません)

USBメモリの型式、内蔵CD/DVDドライブの型式が表示されました

もし、起動CD/USBを入れたまま、デスクトップ画面から「shift」+「再起動」しても、「オプションの選択」に「デバイス使用」がない時は、へこたれず「続行」を選択してWindowsをもう一度再起動させて、ユーザーログインの画面で「パスワード」を入力せずに、再度「shift」+「再起動」してみるとなぜか「デバイスの使用」が表示される事が多いです。なぜかは判りません…

この「shift」+「再起動」は、完全に電気を切った再起動となります。また「shift」+「シャットダウン」でも完全に電源を落としたシャットダウンとなります。

差分/増分バックアップ まとめ

LB イメージバックアップ11 Pro SP1には、従来の「差分バックアップ」に加えて、「増分バックアップ」も行えるようになりました。差分と増分の違いや、メリット/デメリット等、詳細はこちらをご参照ください。

差分も増分も、元となるバックアップデータを最初に1回とり、その後、初回と異なるセクタだけをバックアップします。あくまでセクタレベルの差分/増分です。

※追加した分の「ファイル」の差分ではありません。データをこまめにバックアップしたい場合は、LB ファイルバックアップ4 Proをご参照ください!


差分/増分の復元時は、元データと、差分増分データがきちんとそろっていないと復元できなくなりますので、データ管理の面では若干手間になります。システムのバックアップにまだ慣れていない場合は、毎回フルバックアップを実行されることをおすすめいたします。

差分/増分が必要な場合、ソフト特有の動作と初期設定を把握しておけば、ご利用がスムーズになりますので、ご参考にされてください。


●初回(ベースのバックアップ)
差分:バックアップウィザードを使用。
増分:VDバックアップウィザードを使用。


●ベースのイメージの名前

差分ベース:「arc_日月年 世界標準時間」 変更可。
増分ベース:「Backup_HDDバックアップ元ディスク番号_年月日_日本時間」変更可。


●差分/増分実行
初期設定で、ベースのイメージと同じフォルダ内に保存されます。

差分ファイル名:
「diff_日月年 世界標準時間 」。ファイル名、保存先変更可。
増分ファイル名:ベースを選択すると、ソフトが自動でネーミングし、変更不可。(コメントは記載可)保存先も変更不可。


●ベース1回、差分/増分それぞれ2回実行。保存先を見ると、、
差分:
増分:


●復元時の画面 メディア起動時
システムを復元する際は、CD/USB起動で復元操作を実行します。
復元ウィザードを実行し、日付等で判断して復元したいイメージを選択してください。
イメージを選択したら、あとはウィザードにそって復元を実行してください。

差分:復元ウィザードを使用
増分:VD復元ウィザードを使用


●バックアップイメージの指定
差分:


増分:
イメージを選択して次へすすむと、イメージの詳細を確認できます。



●その他 差分
◎差分イメージにベースの情報(パス)が保存されているようで、復元ウィザードで 復元したい差分イメージ(diff)を選択して進むと、ベースは自動で読み込まれて復元完了します。
◎ベースイメージを移動/リネームした場合、エラーが出て復元できません。(自分で見つけて指定することも不可。元のパス/名称に戻せば可。)
◎差分イメージ(diff) は移動/リネームはしても復元可能でした。(自分で見つけて指定する必要があるためおすすめしません)
◎「コメント」に何のバックアップか入力しておくと、復元の際にはわかりやすいと思います。

●その他 増分
◎ベース、増分とも、移動/リネーム不可。復元の際にエラーが出て、先にすすめません。

ちょっと細かくなりました。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆


パソコンロックのロック画面変更

パソコンロックはパソコンに鍵をかけて、離席したり不在の時に許可のない他人が勝手にパソコンを使用できなくするソフトです。

製品情報  LB パソコンロツクs

鍵がかかっている状態は「ロック」画面となり、設定によっては、ロック画面を解除しようと違法なマウス操作やキーボード操作を何度かすると警告画面と警告音が鳴り響くセキュリティ機能もあります。

で、このロック画面は初期設定では、以下のような画面です。
ロック画面は「800×600」(4:3比率)、またはワイド「1280×800」(16:9比率)の2種類が用意してあります。ワイド画面なのに「800×600」を使うとちょっと横に間延びします。(初期設定では「800×600」なので気になる場合は利用ガイド「第4章 第6節 ロック画面の設定」でご変更ください)

このロック画面は、好きな画面に差し替えることができます。BMP形式の画像を用意します。が気を付けなければいけないのが、この画面の下のパソコンロックのメニュー部分!

実はメニュー部分から上が画像として挿し変わるのではなく、用意した画像全体の上にメニューが乗ります。なので用意する画像は、下何ピクセル分は空けておかないと画像が切れてしまいます。

では、具体的にはどの程度空けておけばいいのか。調べてみました。

パターン① 800×600ピクセル画像を用意し、100ピクセルごとに6つに分ける横線を入れて、一番下の100ピクセル区画は20ピクセルごとに横線を引きました。ロック画面にしてみます。モニターは800×600、1280×800でそれぞれ実施しました。

結論: 上から530ピクセル程度は表示可能です。メニュー分は下から約1/6空ければいい事になります。ただしワイドモニターを使用すると横に間延びします。

パターン② 1280×800ピクセル画像を用意し、100ピクセルごとに8つに分ける横線を入れて、一番下の100ピクセル区画は20ピクセルごとに横線を引きました。ロック画面にしてみます。モニターは800×600、1280×800でそれぞれ実施しました。

結論: 上から700ピクセル程度は表示可能です。こちらの場合は約1/8空ければいい事になります。ただし4:3モニターでは画像がやや縦に圧縮されます。

モニターによるメニュー部分縦幅の差はあまりなく、横に間延びするか圧縮されるかの差でした。

お好きなロック画面に変える時は以上をご参考に、モニター解像度比率に合っていて、下の方のバランスを空けた画像をご用意下さい。

外付けハードディスクの電力不足(初心者向け)

ハードディスクの代わりに小容量のSSDだけを搭載したタブレットPCが増えています。 また、高画質動画等の保存先としてディスクを追加することも多いので、外付けのハードディスクを利用する機会が多いと思います。

ここで気をつけたいのが、電力供給の問題です。
外付けのハードディスクには、持ち運びに便利なポータブルタイプと、据え置きタイプのものがありますが、ポータブルタイプの外付けハードディスクの多くは、駆動に必要な電力をPCから供給してもらいます(バスパワー方式)。
これに対して、据え置き型のハードディスクにはACアダプタが付属しており、アダプタから供給される電力で駆動します(セルフパワー方式)。

問題になるのは、バスパワー方式で、タブレットPCや省電力を謳うノートPCは外付けディスクに十分な電力を供給することができないことがあります※。電力不足の場合は次のような現象が発生します。
(1)カッシャーン、カッシャーン、~というような音がする
(2)PCからディスクが認識されない
(3)データの読み書きが途中で停止したり、エクスプローラがフリーズする

※USBポートを多数備えたデスクトップ機でも、XP時代のものや、年数を経過して電力供給能力が衰えたPCでは上記の問題が発生します。

このようなときは最悪の場合、保存されたデータが破損することもあるので、PCの電源を切って次の対策をする必要があります。
(1)電源を供給端子を備えた二股USBケーブルを用意する。
(2)USBハブ(バスパワー方式)※を使用している場合は、ハブを使用せずにPCのUSBインターフェイスに直接接続するか、セルフパワー方式のハブと交換する。
(3)USBインターフェースが複数ある場合は、別なインターフェイスに接続してみる。

※USBハブにも、バスパワーとセルフパワーのものがあります。
バスパワー方式のハブは十分な電力を供給できない可能性が高いので、ポータブルハードディスクを使用する場合は、セルフパワー方式のご利用をお勧めします。

バスパワー方式のハブ データが壊れたら怖いので、ハードディスクは繋がないようにしています。

セルフパワー方式のハブ(ACアダプターが付属します) ポータブルハードディスクを2台繋げても動作に問題はありませんでした。

電力の供給用にUSBポートを2つ備えた二股ケーブル(赤は電源供給専用です)

まとめ

大容量データの転送をするケースが多い場合(ライフボート製品では、秘密領域を扱う製品、ディスクイメージの保存や復元、動画ファイルを保存する製品)は、セルフパワーで電力を供給できる環境での使用がベターです。バスパワーの場合、データの転送が正常に行われていても、途中で転送エラー等が発生するケースがありました。