HDD Regeneratorの使用方法

今回は不良セクタを修復できる(かもしれない)HDD Regeneratorの使用方法をご紹介します。前回までに、インストールと、起動CDの作成方法をご紹介しましたので、今回は実際にCDブートから修復までの操作方法をご案内します。

1. 作成したCD(USBメモリ)からブートします。CDやUSBメモリをセットしてPCを再起動します。機種によっては、BIOSで起動順序を変更したり、特定のキーを押して表示されるブートメニューから起動デバイスを選択する必要がある場合もあります。

詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.lifeboat.jp/support/db/013090907001.html

2. CDから起動すると、次のような画面が表示され、HDD Regeneratorが起動します。

3. 最初の画面で、スキャンするハードディスクを選択します。表示されている容量を参考に修復したいディスクの番号を入力して、<Enter>キーを押します。

4. スキャンする方法を選択します。ここでは、中途半端にスキャンだけのではなく、最初から製品版を使用して、修復オプションを付けて実行することをお勧めします(スキャンにもディスクに負荷はかかりますので、傷口を広げてしまう結果になるかもしれません)。<2>キーを押して、<Enter>を押します。

5. 修復オプションを選択します。ここでは、スキャンして不良セクタが見つかった場合には修正するオプションを選択しますので、<1>キーを押して、<Enter>を押します。

4. スキャンが開始されます。

※不良セクタがあり、修復された場合には、以下のように”B”と”R”の表示が確認できます。
 

5. 完了したら、以下の画面が表示されます。<ESC>キーを押して終了します。

6. 以下の画面が表示されるので、起動CD(USBメモリ)は取り外して、<Ctrl><Alt><Delete>キーを押してPCを再起動します。

不良セクタがあり、修復できた場合もそのまま使用し続けることはお勧めできません。修復は一時的なものでまたすぐに問題が発生する可能性もありますので、不良セクタがないうちに、LB コピー ワークス12などを使用してハードディスクを丸ごとコピーしてディスク交換される等の根本的な処置を行うことをお勧めします。

HDD Regeneratorのインストール手順と起動CDの作成方法

今回は不良セクタを修復できる(かもしれない)HDD Regeneratorの具体的なインストール手順と起動CDの作成方法をご紹介します。画面はすべて英語ですが、ボタンを押してライセンスキーを入力するだけです。

◆他の記事
HDD Regeneratorについて
HDD Regeneratorの購入方法
●HDD Regeneratorの使い方(インストール、起動CDの作成) =>  本記事です
HDD Regeneratorの使い方(操作方法)

1. デモ版製品購入後にダウロードしたファイル(hr2011Setup.exe)を実行してインストールを行います。本製品自体は、最終的にCDやUSBメモリからブートして使いますので、空いているPCなどがあれば、別のPCでもインストール先は構いません。

2. インストーラが起動します。[Next]をクリックします。

3. 使用許諾が表示されます。[I accept the terms in the license agreement]を選択して、[Next]をクリックします。

4. インストールが開始されます。

5. インストールが完了すると、以下の画面が表示されるので、[Finish]をクリックします。

6.HDD Regeneratorが起動します。製品版を購入した場合は、シリアルキーを入力して登録を行いますので、[Full Version]-[Serial Number]をクリックします。このまま体験版を使用する場合には、10に進みます。
※体験版の場合、不良セクタを1セクタ分しか修復できません。すでに問題のあるハードディスクに処理を行うわけですから、体験版で何度もスキャンする負荷を考えると、最初から製品版を使うことをお勧めします。

7. 登録用のダイアログが表示されるので、ユーザ名とライセンスキーを入力します。シリアル番号は、6文字×10ありますので、手入力されるのではなく、購入時に届くメールからコピー&ペーストした方がよいです。「Full Namge:」の箇所には、メール内にある「Your license name is:」の後に記載されているユーザ名を、「Serial Number:」の箇所には、メール内にある「Your license code is:」の後にある6文字×10のライセンスキーを貼り付けます。[OK]をクリックします。

8. 登録に成功すると以下の画面が表示されます。[OK]をクリックします。

9. 製品化が完了すると、HDD Regeneratorが一度終了されますので、デスクトップにあるHDD Regeneratorのショートカットアイコンから起動します。

10.HDD Regeneratorが起動します。この画面から、起動用のCDやUSBメモリを作成することができます。ここでは、起動CDを作成する手順をご紹介します。画面右にある、[Bootable CD / DVD]をクリックします(起動用USBメモリを作成したい場合には、[Bootable USB Flash]を選択します)。

11. ドライブに空のCD-Rをセットし、画面で書き込みドライブを選択して[OK]をクリックします。

12. [Burn CD]をクリックします。

13. 書き込みが開始されます。 終了すると、以下の画面が表示されるので、そのまま修復を場合には、[Yes]をクリックして、PCを再起動します。別のPCで使用する場合や後で使用する場合には。[No]を選んでください。

次回はHDD Regeneratorの使い方(操作方法)です。

◆他の記事
HDD Regeneratorについて
HDD Regeneratorの購入方法
●HDD Regeneratorの使い方(インストール、起動CDの作成) =>  本記事です
HDD Regeneratorの使い方(操作方法)

HDD Regeneratorの買い方

今回は不良セクタを修復できる(かもしれない)HDD Regeneratorの購入方法をご紹介します。画面はすべて英語になりますが、クレジットカードがあれば簡単に購入することができます。
(※購入に関して、弊社でサポートしたり、問題が発生しても対応はできませんので、ご購入される場合には、ご自身の責任の範囲で行ってください)

◆他の記事
HDD Regeneratorについて
●HDD Regeneratorの購入方法(本記事です)
HDD Regeneratorの使い方(インストール、起動CDの作成)
HDD Regeneratorの使い方(操作方法)

1. こちら をクリックして、購入ページにアクセスします。RegNowという海外ソフトウェアをダウンロード販売しているサイトになります。日本でいうとベクターや楽天ダウンロードのようなサイトになります。支払は円で現在のレートに換算した金額が表示されています。

2. 支払に進む前に、「Extended Download Service」を削除することをお勧めします。こちらはソフトをRegNow上のサーバにバックアップしてくれるサービスですが、バックアップは自分でダウンロード後にすぐに行っておけば十分だと思います。「Extended Download Service」のとなりある[ごみ箱]のボタンを押します。

3. 画面を下にスクロールして、メールアドレスや住所を入力します。基本的に英語で入力することになりますが、製品はダウンロード版なので、住所も電話番号も別に間違っていても問題はないようです。バックアップCDを注文した場合は別ですが、そもそもダウンロード版だけ買うのに住所はいらないですよね(バックアップCDを一緒に注文した場合は指定した住所に届きますので、正確に英語で入力する必要があります)。

※ユーザ名とシリアルキーはメールでも届きますので、メールアドレスは間違いないように注意してください。

4. 支払いに使用するカード情報を入力します。[Place Secure Order]をクリックします。

※セキュリティコードが分からない場合は、こちら を合わせてご確認ください。
5. 注文内容を確認して、[Complete Secure Order]をクリックします。

6. 注文が完了すると、以下の画面が表示されます。メールも届くはずですが、念のため、こちらの画面は印刷しておくか、保存しておくことをお勧めします。ユーザ名(Your license name is: の後の文字列)とライセンスコード(Your license code is: の後の文字列)の情報はインストール後の製品登録で必要になります。[Click here]をクリックするとプログラムのダウンロードができますので、任意の場所に保存してください。領収書が必要な場合には、[Receipt]をクリックして表示された画面を印刷してください。

次回はダウンロードしたプログラムのインストールと起動CDの作成方法です。

◆他の記事
HDD Regeneratorについて
●HDD Regeneratorの購入方法(本記事です)
HDD Regeneratorの使い方(インストール、起動CDの作成)
HDD Regeneratorの使い方(操作方法)

不良セクタが直る?!修復できる?!『HDD Regenerator』とは?

不良セクタとは?
ハードディスクの物理的な問題により、データの書き込みや読み込みができなくなってしまったセクタのことです。基本的にOSによって検出された場合には、次回以降アクセスされなくなりますので、そのままPCを使用することはできますが、ハードディスクが今後故障するかもしれないサインでもありますので、可能であればディスク交換したり、バックアップを行って頂いた方がよいです。

不良セクタは、物理的な問題になるため、LB パーティションワークス、LB コピー ワークスなどディスクユーティリティでは、不良セクタのあるハードディスクはサポートしておりません。そのため、必ずパーティション操作前やコピー、バックアップ前には必ずWindowsのエラーチェックを実行してもらうようお願いしています。

エラーチェックの実行方法はこちら
ディスクのエラーチェックを実行する方法を教えてください(Windows XP/2000/Server 2003)
ディスクのエラーチェックを実行する方法を教えてください(Windows Vista/7/Server 2008)

よくユーザ様からは、『不良セクタがあるのですが、操作しちゃダメですか?』というお問い合わせを頂きますが、物理的な問題になるため、製品側で回避することができません。特にパーティション操作では不良セクタが原因で処理が中断されてしまうと既存のファイルが失われたり、OSが起動しなくなってしまったりする可能性があります。

それでも、パーティション操作したい、ハードディスクをコピーして交換したい、というユーザ様には、不良セクタを直せる(かもしれない)ソフトがありますので、紹介させて頂きます。

◆ HDD Regenerator

なんとこのソフト、物理的な問題である不良セクタをソフトで直せる(かもしれない)のです。不良セクタは、一般的に磁性の極性変化によるものが多い(60%)ようで、このソフトは磁性に起因するエラーを回復することができます。残念ながら他の物理的な問題には対応できません。

ダウンロード画面

操作画面

◆購入や体験版はこちら

購入はこちら から行うことができます(具体的な購入方法はこちら)。

デモ版(修復できるのは一つのみ)もあります。まずはデモ版で、と思われるかもしれませんが、スキャンにもディスクに負荷がかかりますので、どうせ実行するなら、スキャンでトドメを刺す前に、最初から製品版を使う方がお勧めです!

◆他の記事
●HDD Regeneratorについて(本記事です)
HDD Regeneratorの購入方法
HDD Regeneratorの使い方(インストール、起動CDの作成)
HDD Regeneratorの使い方(操作方法)

====================================================
★効果があるのか?
====================================================

やはり効果が気になるところですが・・・・、なんと、ちゃんと修正されました。もちろん、不良セクタ以外のハード的な問題があるディスクでは効果は確認できませんでしたが、不良セクタがあってバックアップもコピーもできなかったハードディスクを修復したところ、修復後は、バックアップができるようになりました。

細かい操作は別の記事(後日アップ予定)を見てもらえればと思いますが、ちょうど社内PCに不良セクタがあってバックアップできないPCがありました。LB パーティションワークス14でバックアップしてみると以下のようなエラーが発生します。

エラーチェックのログを確認すると、4KB in bad sectorsとなっています。

そこで、HDD Regeneratorの起動CDからブートして、修復を試みてみました。画面取りの都合上、進捗の%の表示が合っておりませんが、スキャン中に不良セクタが検知されると B の文字が確認できます。修復された場合には、 R の文字に変わります。

ホントに直ってるの?と正直半信半疑でしたが、OS起動後に再度バックアップを試したところ・・・、できちゃいました。このままハードディスクもコピーして交換まで行いました。修正はあくまで一時的な可能性もありますので、このまま使うのではなく、コピーできるうちに交換しておく方がよいですね。

念のため、一度パーティションを削除後に、Windowsをインストール後に、再度エラーチェックを実行してみました。ご覧の通りWindows上でも不良セクタがなくなっていました。

結果が保証されるわけでなありませんが、ソフトウェアレベルで不良セクタ(ハードディスク物理的な問題)を修正できるとは、とても便利なソフトだと思います。
※パーティションを削除後に再インストールしているのは、ファイルシステムに書き込まれたbadセクタの情報は修復されたとしても消えないためです。

◆購入や体験版はこちら

購入はこちら から行うことができます(具体的な購入方法はこちら)。

デモ版(修復できるのは一つのみ)もあります。まずはデモ版で、と思われるかもしれませんが、スキャンにもディスクに負荷がかかりますので、どうせ実行するなら、スキャンでトドメを刺す前に、最初から製品版を使う方がお勧めです!

次回はHDD Regeneratorの購入方法をご紹介します。

◆他の記事
●HDD Regeneratorについて(本記事です)
HDD Regeneratorの購入方法
HDD Regeneratorの使い方(インストール、起動CDの作成)
HDD Regeneratorの使い方(操作方法)

GPTディスクについて

GPTディスクという言葉を耳にされたことはあるでしょうか。
最近では、3TB・4TBといった大容量のHDDが販売されていますが、
従来までのディスクはMBRディスクと呼ばれ、最大容量が2TBまでという
制限があります。そのため、仮に3TBのHDDをMBRディスクとして使用すると、
1TB分は使用できない状態になってしまいます。このHDDの全容量を使用
できる状態にするには、GPTディスクにする必要があります。
ただし、Windows XP(64bit版を除く)では、GPTディスクを使用できないため
注意が必要です。ただし、外付けHDDの場合は、XPで使うためのツールを
メーカーが用意していることもあるようです。Windows VistaやWindows 7なら
標準でGPTディスクを使用できます。

※ここでは、GPTディスクをデータ保存用として使用することを前提にしています。

GPTディスクに変換する手順としては、スタート→コンピュータを右クリックし、
管理を開きます。そこからディスクの管理を開き、該当のHDD上で右クリックして
メニューから「GPTディスクに変換」を選択します。ただし、GPTディスクへの変換は
ディスク全体が「未割り当て」になっていないと実行できません。既にデータが保存
されている場合は、パーティションごと削除する必要がありますので注意が必要です。

変換が完了したら、再度該当のHDDディスク上で右クリックし、プロパティを開きます。

ボリュームタブを開き、パーティションのスタイルがGUID パーティションテーブルに
なっていればOKです。なお、ここでは160GBぐらいのHDDを使用していますが、2TB以下の
HDDをGPTディスクに変換しても特にメリットはないので、気をつけてください。