起動メディア ◆ USBポートが足りない?途中で抜いても大丈夫?、他

パソコンのバックアップやパーティション操作を行う下記の製品では、USBメモリやCD/DVDで「起動メディア」を作成でき、そのメディアで立ち上げてバックアップなどの操作を行うことができます。
とくにOSのバックアップを復元するときは、必ず起動メディアで操作する必要があります。
 ◆ LB イメージバックアップ12 Pro
 ◆ LB イメージバックアップ 11 Pro
 ◆ LBパーティションワークス15
 ◆ LBコピーワークス1
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起動メディアでの操作は、普段使い慣れているWindowsの動きとは少々勝手が違って、とまどうことがあるかもしれません。そんなポイントを集めてみました。LB イメージバックアップ12 Proの画面を例にご案内いたします。

   

起動メディアから起動するときの画面です。

Windowsは裏側で眠っていて、メディア内のプログラムが読み込まれています。 

起動メディアは <Windows PE> という、やはりMicrosoftが提供しているプログラムがベースになっていますが、インストールされているWindowsのほうとは、あくまで別個に動作しています。ここがポイントになります。


 読み込み終了後は起動メディアは抜いてもOK  

上記の画面で、起動メディア内のプログラムをパソコンのメモリ上に読みこんでいますので、この読み込みのバーが消えたら、起動メディア(USBメモリやCD/DVD)は取り外すことができます。

また、この画面で接続機器も読み取っていますので、この時点で接続してある外付HDDは、自動的にドライブ文字が割り当てられます。(詳細は下記でもご説明しています)

ブート手順はここでは割愛していますが、万一読み込みされなかったり、メディアを接続してあるのに選択できなかったりする場合、ポート(USBを差す場所)を変えてお試しください。
ハイスペックのPCに、古いUSBメモリだと動かなかったり、機種によってはCDでは読み込みできずUSBメモリにしたら動作した、などの例もあります。

   

メディアが読み込まれ、画面が表示されました。

        

 ドライブ文字について  

Cドライブ、Dドライブなどの表示は、起動メディアのプログラムで一時的に割り当てられているものになります。上記の例では(D:)と表示されている箇所が、普段のWindows上でCドライブに当たる部分です。
  
メディアで起動したときはドライブ文字で判断はできませんので、ディスクサイズ、メーカー表示などでご判断ください。
   


 使用していないメディアやUSB機器は取り外しできます。   

「安全な取り外し」等の手順はありません。
取り外すと「入出力エラー」が出ますが、「エラーをすべて無視」をクリックしてください。
バックアップ等の処理中に取り外すとこのエラーで中断されますので、何らかの処理中は、取り外しはしないほうが無難です。

  
抜いたのに画面から消えず残っている場合は、キーボードのF5か、画面右上の「更新」をクリックしてください。( 画面表示に残ったままでもトラブルにはなりません。)

  

 起動後に外付HDDを接続した場合  

起動メディアを外して、代わりに外付HDDを接続してみました。接続しても画面に出てこない場合は、F5キーまたは更新をクリックしてください。

  
接続した機器は、Sonyの外付HDD(3TB)です。
あとから接続した場合は、ドライブ文字が自動で当たりません。バックアップ保存先などに使用する場合は、「エキスパートビュー」画面で、ドライブを選択し、「ドライブ文字の変更」をクリックします。
  

  
割り当てるアルファベットに決まりはありません。今回の操作限定の一時的なものです。適当に選択し「割り当て」をクリックしてください。

「適用する」をクリックします。


 タッチパッド、Wi-Fiは使用できません  

メディアで起動時は、Windows PE のドライバの都合上、タブレットのタッチパッドは動作しません。 有線マウスをご利用ください。

またWi-Fiも使用できませんので、ネットワークドライブにバックアップイメージを保存したい場合は、有線LANをご利用ください。LANポートがない機種では、下記のようなUSBで変換できるアダプタもあります。

Audials One バックグラウンド録画(一例:YouTube)

YouTubeの動画を、複数まとめて一括で、バックグラウンドで録画してみます。

長い動画の場合、広告が入ってしまうことがありました。
広告を除外したい場合は、あらかじめ「MP4」で録画する設定にしていただくと、のちほど簡単に広告をカットすることができます。 詳細はこちらをご参照ください。

広告削除はあとからでもできますので、まずは録画を急ぎたい場合は、下記手順をお試しください。
   

1、Audials を起動し、「動画ストリーミング」で「一括録画」をクリックします。
  
  
2、YouTubeを選択します。

  
  
3、YouTubeが開きますので、ご希望の動画を見つけてください。

  
  
4、動画を選択して再生画面が開くと、右上に「キュー」ボタンが表示されますのでクリックします。無関係な広告が流れていても構わず進めてください。

  
  
5、「動画がキューに追加されました」と表示されたことを確認しましたら、録画したい他の動画を開き、同様に「キュー」をクリックして追加してください。

  
  
6、録画したい動画をすべて「キュー」に追加し終わったら、「キューを表示」をクリックします。

  
  
7、キューに追加したものが一覧で表示されます。「キューを再生&録画」をクリックします。

  
  
8、「録画」をクリックします。( ひとまず設定変更はせずにお試しください。)

  
  
9、指定した動画が再生され、自動的に録画も開始されます。
モニタリング音量を「」(消音)にし、Audials を最小化 「」 すればバックグラウンドで録画を続行します。

  
※上記画面で をクリックした場合は下記の画面になります。このあとAudialsを最小化しても同様に可能です。
   
  
  
10、パソコンは他の作業にも使用できますが、録画で負荷がかかっています。録画の失敗にもつながるため各自ご判断ください。

※実際に試したところ、バックグラウンドで次の動画に切り替わるタイミングで、消音 の設定が外れることがあり、突然音が出たこともありました。必ずしも発生する現象ではありませんが、突然音が出た場合は、最小化しているAudials を開き、再度消音ボタンをクリックしてください。
  
  
11、キューに追加した動画の録画が完了すると、完了したメッセージが表示されます。

Audials One 広告が録画されてしまっている場合の広告削除手順

  
Audials One 動画の広告除外の設定 』の続きです。

Audials One で録画した動画に、広告が入ってしまっていて削除したい場合は、下記の手順をお試しください。

   

1、「動画」画面から、広告を削除したい動画を見つけて、「編集」(ペンのアイコン)をクリックしてください。

  
  
2、下記のように「WEBMファイルが編集できません。」と表示される場合は、先に変換をおこないますので、戻る(<)をクリックして戻ります。
「10、」の画面になる場合は、そのまま「10、」の手順から続けてください。(3~9はファイル変換の手順になります。)



3、「動画」画面に戻ります。ご希望の動画のをクリックし、「ファイルの改善」を選択してください。

   
   
4、「変換」を選択します。

   
   
5、ファイル形式を指定します。MP4を選択するには▽ボタンから「その他あるいはカスタム」をクリックしてください。

   
   
6、「MP4」を選択します。MP4にもいろいろありますが、一番上の「highest quality」でよいかと思います。指定したら右下の「変換」をクリックしてください。

  
  
7、処理中はまた「動画」画面になり、動画に星のアイコンが点滅します。処理が終了するまでお待ちください。


8、処理が完了すると、動画に のようなマークがつきます。同一動画にバージョンが存在するマークです。をクリックしてください。


  

9、「変換 MP4」とあるほうの編集アイコンをクリックします。

               ↓↓↓

  
  
10、編集画面が表示されます。「広告をマークする」設定で録画されている場合、広告が黄色く表示されています。「すべての広告をカット」をクリックすると、この黄色い箇所が一括削除されます。

  
  
11、「適用」をクリックします。(この段階で指定された箇所を微調整することもできます。)
  
  
12、念のため「両方のファイルを維持」で進みます。(問題がなければあとで削除できます。)

 
  
13、広告カットの処理が行われます。終了するまでお待ちください。

  
  
14、終了したら、「動画」画面で指定した動画をご確認ください。元データ(Webm)、変換したMP4、広告をカットしたバージョンが表示されます。広告をカットしたバージョンを再生し、ご確認ください。

   
   
15、問題がなければ重複する元動画は、この画面から削除できます。





Audials One 動画の広告除外の設定

  
Audials One では昨年末から、YouTubeのダウンロード録画/録音機能が無くなり、再生しながらの録画/録音の手順になりました。
   

■ 広告 除外の設定

YouTube、Amazonビデオ、Netflixで、かつ内蔵ブラウザで録画した場合に限り、デフォルトで「広告をマーク」する設定になっています。この場合は、万一録画した動画に広告が入ってしまっても、簡単な手順でカット(マーク箇所を削除)することができます。
 
広告をスキップする設定もありますが、広告の認識状況により、本編との接続部分が一緒にカットされてしまう可能性があります。また、「スキップ」のほうが「マーク」より録画時の負荷がかかるように見受けられます。
  
上記画面から をクリックして表示される設定画面↓↓↓
「広告」の項目が「マークする」になっています。Amazonビデオ、Netflixも同様です。
内蔵ブラウザではなく、EdgeやChromeを選択した場合は広告のマーク/スキップは行えません。

     
     
■ 広告が録画されてしまった場合のカット

広告は、動画編集機能でカットできます。
マークされている場合は、マーク箇所をワンクリックでカットできます。
Webブラウザで録画した場合など、マークされていない場合は、手動で不要箇所のカットが可能です。

1点ご注意となるのが、Audials で録画した場合、保存動画の軽量化のためWebmというファイル形式で録画されていることがあります。Webmだと編集機能を使用できません。 広告をカットしたい場合は、MP4形式に変換するか、または録画前からMP4で録画する設定を行っておく必要があります。
※同じ動画を録画しても、WebmとMP4では、サイズがほぼ倍くらい違います。
  
     
ちょっとややこしく見えるかもしれませんが、2025年4月現在では このような手順になっています。

   

の、広告が録画されてしまっている場合に、編集して広告を削除する手順をこの次の記事でご紹介いたします。
   
の録画前に設定する手順は、下記利用ガイド 『8-10 録画/録音時のファイル形式を指定する』 (動画はp102~)をご参照ください。
https://support.lifeboat.jp/docs/one2025/audials2025_guide.pdf

>> 広告が録画されてしまっている場合に、編集して広告を削除する手順 に続く

Sticky Password 新機能 ◆ 非接触型サインイン「Contactless Connect」

※ Sticky Password プレミアムのライフボートでの取り扱いは2024年12月で終了いたしました。ご了承ください。
   

Sticky Passwordの「非接触型サインイン」は、Sticky Passwordをパソコンにインストールせずに使用できる機能です。
 
公共のPCや職場のPC、Linux環境、またたとえば1台のPCで複数のユーザーがSticky Passwordで自動ログインを使用したい場合などにもご利用いただけます。スマートフォンを使用します。

詳細:https://www.stickypassword.com/contactless-connect 
FAQ: https://www.stickypassword.com/help/contactless-connect-1158 
https://www.stickypassword.com/help/using-contactless-connect-with-the-browser-extension-1159


スマートフォンが必須です。スマートフォンにSticky Passwordのアプリをインストールする必要があります。

使用するブラウザに拡張機能(アドオン)を追加することで、Sticky PasswordをインストールしていないPCでも自動入力、自動ログインができます。

拡張機能の追加も禁止されている(使用できない)環境では、表示されるログイン情報をコピペしてログインする流れになります。

  
   
    
手 順 
   
Sticky PasswordをインストールできないLinux環境(Ubuntu)で、ブラウザはFireFoxで試してみました。
  
拡張機能(アドオン)は、手順の途中でも入れられますので、拡張機能を使用可/不可の場合もともに下記手順をお試しください。

   
   

1、スマートフォンにSticky Passwordのアプリ(最新バージョン)をインストールしてください。
  Android  iOS

2、使用したいPCで、Sticky Passwordのサイト https://www.stickypassword.com/ にアクセスし、サイトの右下に表示されるアイコンをクリックしてください。



3、QRコードが表示されます。

  

4、スマートフォンでSticky Passwordのアプリにログインします。QRコードのアイコンをタップし、PCに表示されているQRコードをスキャンしてください。


5、スキャンするとスマホの画面が変化します。ログインしたいサイトを見つけてタップしてください。

   

6、PCの表示が変化します。指定したサイトのログイン画面と、別ウインドウでSticky に登録されているログイン情報が表示されます。(万一、ログイン画面が表示されていない場合は、ログイン画面を表示してください。)

●拡張機能を使用できない環境の場合
コピーボタンをクリックし、ログイン画面に貼り付けてログインしてください。

●拡張機能を使用する場合
拡張機能を追加しますので「Fill form faster with browser extension.」のアイコンをクリックしてください。

ご利用のブラウザを選択し、画面にそって拡張機能の追加を完了してください。この例ではFireFoxになります。
 
    

   

   

   

拡張機能が追加できましたら、拡張機能のアイコンをクリックします。QRコードが表示されましたら、スマホのSticky アプリでスキャンしてください。



初回はスマホ上で拡張機能を承認してください。

改めてQRコードが表示されますのでスキャンし、スマホ上でご希望のサイトを指定してください。

PCにご希望のサイトが表示されます。 ログイン情報は自動入力されます。
サイトによって、「次へ」ボタンや「ロボットではない」 確認等が表示される場合は、クリックしすすんでください。
 
この例ではメールアドレスが自動入力されましたので、「次へ」をクリックしました。

画面が変わり、パスワードが自動入力されました。「私は人間です」にチェックを」入れ、「ログイン」ボタンをクリックすると、ログインが完了しました。

次回からはブラウザを立ち上げて拡張機能のSticky Passwordのアイコンをクリックすれば、QRコードが表示されます。