パーティションの足し算(初心者向け)

CドライブとDドライブが並んでいて、Cドライブの残りが少なく、Dドライブが余っているときに、Cドライブの拡大をする場合、「空き領域の移動」がお勧めの方法です。

その他にパーティション操作には「結合」という機能があります。

「結合」っていうとCドライブとDドライブを足して融合させるような印象でつい拡大の為に指定したくなりますが、注意が必要です。

算数では 1+3も3+1も結果は「4」で同じですが、パーティション操作する場合は足される方と足す方は明確に区別します。

「1+3」は「1」がベースで後から「3」となりますので、「1+(3)」って形でしょうか。「3+1」の場合は「3+(1)」となります。

( 括弧 ) に入った事で、動作ができなくなる場合が出てきます。

Windowsは 「1」だから動作します。「(1)」になると動かないのです。

DドライブにCドライブを足すと、WindowsであるCドライブがフォルダ化されてしまう為、、Windowsが起動できなくなります。この解説は以前も裏ブログで

Cドライブを広くする3つの方法(初心者向け)
としてご紹介もしております。

さて怖いのはWindows7/8の場合です。実はWindows上と、CD起動では「Cドライブ」の位置表示が変わる事があります!!

CD起動では「起動情報」のある位置を、CD起動時に「Cドライブ」として表示します。

WindowsXPやVistaの場合は「起動情報とOS本体は同じパーティション」内にあり、同じ位置が「Cドライブ」となります。

Windows7/8等では「Windows」が、2つに分かれて「起動情報」パーティションと、「OS本体」パーティションで出来ています。(UEFI環境のGPTディスクだともっと細かく分かれますが、ここでは触れません)

Windows上からは「OS本体」パーティションが「Cドライブ」。
CD起動では「起動情報」パーティションが「Cドライブ」です。

OSによってCD起動で「Cドライブ」の位置が変わってることに気付かずに、拡大作業をしたり、「結合」の足し算をしてしまう事となりますので気を付けましょう!!

Windows PE版 起動CDの32ビット(x86)、64ビット(x64)の確認方法(PE5.0編)

LB イメージバックアップ11 ProやLB パーティションワークス15などの製品では、起動CDをお客様に作成して頂く仕組みになっております。環境によって、作成されるCDのPEのバージョだけでなく、64ビットベースか、32ベースかも異なるため、後で確認するときに困ることがあります。

前に、PE3.0とPE4.0に見分け方はご紹介しています。Windows 8.1対応版ではWindows PE5.0になりました。こちらでも64ビットベースか、32ベースかの見分け方をご紹介します。

確認したところ・・・、PE4.0と同じでした。手順は以下の通りです。

(1) CD起動後、[オプション]-[ファイル転送]を選択して、[ファイル転送ウィザード]を起動します。

(2) ウィザードが起動したら、[次へ]をクリックします。

(3) ソース欄で、<Boot (X:)>を展開します。<Program Files (x86)>フォルダの有無を確認します。<Program Files (x86)>フォルダがある場合は、64bitベースです。ない場合には、32ビットベースとなります。

UEFIのWindowsをBIOSモードで起動させる

これまでのPCは、電源を入れるとまずBIOS(バイオス)が動作してから、Windowsが立ち上がっていましたが、現在はそのBIOSが、「UEFI」に進化しています。

UEFIの設定画面をのぞくと、旧来の「BIOSモード」に切り替できるようになっていることがありますが、OSセットアップ後に切り替えると、Windowsは起動できなくなります。

元々UEFIモードで動作していたWindows8.1をBIOSモードに変更すると以下のメッセージで止まってしまいました。 BIOSモードのままで起動させる方法はあるのでしょうか??



CD起動で、ハードディスクの状態を見てみました。
UEFIで動いているWindows8 を 8.1にアップデートした環境ですが、

先頭に8用回復パーティション、UEFI用、GPT用の小さいパーティション、CとDの間に8.1用の回復パーティション、という状態です。




結論からいいますと、こまごましたパーティションは除き、Cドライブだけにし、スタートアップ修復を2回かければ、目的達成です。

Cドライブを別のHDDにコピーする方法で、実際にやってみます!


手順の最後に「スタートアップ修復」を使用します。PCに付属している場合もありますが、よく分からない場合はあらかじめ、起動ディスクを作成しておきましょう。

*作成手順*
Windows 7/8→→ https://www.lifeboat.jp/blog2/?p=1640
Windows 8.1→→ https://www.lifeboat.jp/blog2/?p=3020
他のPCで作成してもOKですが、32ビット版、64ビット版が同じでないと使用できません。
(Win7・32ビット版で作成したディスクはWin7・64ビット版では動作しません)



Cドライブだけをパーティションコピーします。

コピー先のCを 「アクティブ」に設定します!!
これを忘れるとスタートアップ修復を実行しても、だめでした。


コピー完了後、コピー元HDDは取り外し、コピー先HDDだけ接続します。
(( コピー元は万一に備えて保管♪ でお願いします ))


**** ちなみに UEFIをBIOSに切り替えるには(一例) ****

一般に、 セキュアブートをOFFにしてからでないとUEFIは無効にできないと思われます。


UEFI OFF = BIOSモード です。
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コピー先から起動させると、修復せよというWindows Boot Managerのメッセージ



スタートアップ修復を2回実行します。

2回目にWindows8.1が認識されます。




起動できました。なかなかすんなりですね!c(*゚ー^)ノ*・‘゚☆




**Windows7でも同様にできました。

7の場合、コピーしてBIOSモードに変更後、コピー先で起動すると、以下のメッセージでした。

・・・このメッセージは 100MBの「システムで予約済み」パーティションが無い場合に表示されるメッセージです。。

この場合もやはりスタートアップ修復を2回実行すると、起動できるようになります。
(1回だけだと「Bootmgr is missing」のままです)

LVMが使用されているかの確認方法

LB イメージバックアップ11 Pro、LB コピーワークス13、LB パーティションワークス15など製品の注意事項に、

※ソフトウェアRAID、LVMには未対応です(BIOSレベルで制御されるハードRAIDには対応可能です)

といった注意事項が記載されています。

そもそもLVM(logical volume manager)とは、複数のディスク(パーティション)にまたがった領域を一つの論理的なディスクとして扱うことのできるディスク管理機能のことです。LinuxをはじめとしたUNIX系OS上で利用できる機能です。Windowsのダイナミックディスクに近い存在と言えるかもしれません。

ただ、この領域はあくまで論理的な領域(OSレベルで制御されている)となるため、イメージバックアップツール、コピーツールでは対応できません。

実際に製品上で確認すると、ハードディスクの枠しか表示されなかったり、

ディスク自体が認識されなかったり、

Linux版の起動CDで確認すると、ハードディスクの枠しか表示されなかったりします。

もちろん、Linux系は弊社ではサポートしておりませんが、技術的には以前の記事でご紹介したように、バックアップやコピーが可能です。

● Linuxのイメージバックアップ

● Linuxのコピー

ただし、LVM環境では、上記の通りまったく使えません。最近のLinuxでは、標準でOSをセットアップするとLVMが利用されるので、使っていないつもりでも実はLVM環境になってしまっているケースがあります。

LinuxでLVMが利用されているか、Linux上で以下のコマンドで確認することができます。

fdisk -l /dev/sda
=> Linux LVM と見えればLVM

mount
=> VolGroup00**** と見えればLVM

ご参考までに。

ダウンロードの失敗

最近は、インターネット回線速度も早くなり、ソフトの購入もダウンロード版が普通になってきました。

「着替えて、お店に出かけてパッケージ探して帰宅して開封して…バスかなぁ、電車、自転車使おうか、車出そうか。天気悪そうだし…」「出かけて店頭で在庫切れだったら…」面倒です!

ダウンロードはクリックするだけで簡単です! クリック!クリック!
ライフボートのストアも始まりましたし。

決済もカードで済ませてダウンロードして保存して解凍し、わくわくしてインストールまで進んだのに、インストールに失敗したり先に進めなかった事はありませんか。

正しくダウンロードできなかった時に発生します。ダウンロードしたデータサイズを購入サイトの公称サイズと比べると、全然小さい。そういえば異様に早く「アッ!」という間にダウンロードが終ったんでした。

そこで再ダウンロード!! 再度インストール… また、失敗。何度ダウンロードし直してもうまくいかずイライラします。

「お店に行った方がよかったー~。ついでに何か美味しいもの食べてくれば…。」なんて一瞬頭をよぎります。

実はプログラムのダウンロードは2度目からは早くその処理が進むように、パソコン内部に一時ファイルが作られます。が、失敗した一時ファイルが使われる事で、何度ダウンロードしても正常なダウンロードが出来ません。

こんな時は、ブラウザーの「インターネット一時ファイルの削除」をして再ダウンロードをやり直しましょう!
(履歴・ダウンロード・cookieは消さない設定にします)

■Internet Explorer
1.[コントロールパネル]から[ネットワークとインターネット]に進んで[インターネットオプション]を指定します。
2.[インターネットのプロパティ]画面の[全般]タブ内の「閲覧の履歴」の「削除」ボタンを押します。
3.削除対象の項目一覧が表示されたら「インターネット一時ファイルおよびwebサイトのファイル」にだけチェックを入れます。「削除」ボタンを押します。

■Firefox
「Firefox」ではインターネット一時ファイルを「キャツシュ」と記載しています。[メニュー]-[オプション]-[オプション]を指定します。「プライバシー」内の「履歴」内の「最近の履歴を消去」を指定します。
「消去する履歴の期間」にてダウンロードした時の時間帯(1時間以内とか2時間以内)を指定し、下段にて
「キュッシュ」だけにチェックを入て「今すぐ消去」ボタンを押します。

■Chrome
「Chrome」ではインターネット一時ファイルを「キャツシュ」と記載しています。
1.「ツール」バーにある Chrome メニュー「三本線」マーク(メニュー) をクリックし、[ツール] を選択します。
2.[閲覧履歴を消去] をクリックし、画面内の一覧の「キャッシュ」にチェックを入れます。
画面下の[閲覧履歴データを消去する] をクリックします。

なお、ブラウザーはバージョンアップにより設定項目名や位置が変わる事がありますので、詳しくは各ブラウザーの提供サイトのFAQをご確認ください。