UEFIのWindows10をBIOSモードで起動させる<1>

最近のパソコンは、UEFI(EFI)という規格で動作していますが、EFIの前はBIOSという規格でした。 過渡期には、EFIとBIOSを切り替えられるPCもありました。

OSをインストールしたあとに EFIとBIOS を切り替えると、OSは起動できなくなってしまうため、下記のような内容をご紹介したことがありました。
UEFIのWindowsをBIOSモードで起動させる (Windows 8.1)

個人の方がPCを使用する場合はそうそう必要のないことですが、法人様などではご事情により、できたら便利な場合がありそうですので、Windows10で同様にできるのかどうか?試してみました。

           

結論
下記の手順で可能でした。
UEFIのWindowsをBIOSモードで起動させる の手順と同様、Cドライブのみを他のディスクにコピー
正常に動作しているBIOS(MBR)環境のWindows10から起動関連ファイルをコピー
LB イメージバックアップ12 Proで起動情報の修正
※ Windowsのスタートアップ修復、LBパーティションワークス15 SP1での修復では、起動できませんでした。
      
VMware、実機ともに同様の手順で可、また、Windows Server 2016、2019も、同様の手順で可能でした。サーバーOSの場合は「Paragon イメージバックアップ12 Server」が必要です。
          
        

必要
・LB イメージバックアップ12 起動メディア
・正常に動作しているBIOS(MBR)環境のWindows10
・CをコピーするHDD、データをコピーするUSBメモリ(1GBあれば十分)
       
                     

詳細
上記、1、2、3の流れでご紹介します。

元の環境は、Windows 10 Pro x64 21H1 です。これをBIOS(MBR)モードにします。

             

Cドライブのみコピー  

CドライブをコピーするHDDを接続して、LB イメージバックアップ12Pro(以降IB12)の起動CDで起動します。
(VMwareの画面↓↓)


IB12で起動しました。
空きのHDDと、コピー元EFI環境のWindows10のディスクが表示されています。

「エキスパートビュー」-「ドライブコピー」から、Cドライブのみをコピーしました。

           

いったん電源を切り、

●コピー元HDDを取り外して保管

●PC本体を、EFIモードからBIOSモードに切り替え
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※               
 

                          

BIOSパソコンの準備はひとまずできました。
続いて、BIOS(MBR)環境のWindows10から起動関連ファイルをコピーします。

UEFIのWindows10をBIOSモードで起動させる<2> に続きます。

小さなSSDが普及してます 2

先回のブログではM.2本体についていろいろご案内致しました。

今回は、最近のパソコンでSSD(M.2)へコピーして換装したら、昔といろいろ異なる点がありましたのでちょっとご案内。

■M.2ケース

内蔵型のハードディスクを外付け化するためには、ハードディスクケースやアダプタを使用します。ハードディスクはそのまま立てて差し込むタイプやお弁当状のケースに行れ込むもの、ハードディスクにアダプタだけ指すものなど、いろいろありました。
M.2も専用のケースがあります。先の記事でも触れた様に SATA用か NVMe 用か確認し、SATA用の場合は B&M key のどちらも対応できるものかご確認下さい。

専用の工具が付属していて分解し、基盤に所定の手順でM.2を付けます。

M.2ケースでも、パソコン上でもM.2 端子の反対橋にあるネジを止めて固定します。
コピー先の準備完了

■ソフトで「ハードディスクのコピー

『コピー』(LBイメージバックアップ、LBコピーワークス、LBパーティションワークスどれでも「ハードディスクのコピー」機能があります)ソフトで「ハードディスクのコピー」(コピー前のチェックディスクは忘れずに)を実行します。

コピーが終わったら、パソコンの電源を切り、蓋を開いて換装します。

■パソコンの筐体を開く
外し方はメーカーや出荷時期、型式によって様々です。下記は一例ですので、ご自分のパソコンの型式で検索して調べましょう。動画サイトでは最近動画も多数上がっています。

●ノートパソコン
少し前のノートパソコンは結構重く、ぶ厚みもありました。裏ブタを複数本のネジを外せば、簡単に開く事が出来ました。最近のノートパソコンは薄く、裏ブタは(足や突起などシールで保護されている下に隠されている)ネジを数本外してもは簡単に開きません。

ネジは全部外したのに開かない場合は、内部でプラスチックの「突起(ツメ)」が出ていて引っかかるようになっています。不要のプラスチックの会員カード(クレジットカードやキャッシュカード的な奴です)を使用し、細い隙間を作り、少しずつ押して外す必要があります(専用の平たいヘラ状ツールも売ってたりします)。
なかなかに力加減が微妙。押しすぎると折ってしまうので、注意して少しずつ慎重に外します。また4-5cm置きにあって数も多くて、気が抜けません。

機種によっては、吸盤等で組み込まれている本体を引っ張る機種もありますので、ネジや外し方は、必ず型式で検索などで調べましょう。(そして自己責任)

ネジだけで開く昔の方法は簡単でしたが、今は軽量化・薄型化の為、少しでも金属部品を減らしているのでしょう。

▼内部の様子

●デスクトップパソコン
デスクトップパソコンも裏や横のフタをネジ数本外せば取り外せます。こちらもネジではなくノッチを押して開く、横ブタをスライドして開くような軽量化?簡便化がされている場合もあります。

パソコン中身。スリムタワーだと増設用ハードディスクを入れる位置もないですが、ちょっと大きなタワー型は増設ハードディスクも可能ですね。(内部のSATA次第)
▼内部の様子

こちらもタワー型デスクトップでしたがM.2が搭載されていました。
ディスクM.2端子反対端のネジを外し、端子に差し込んで、再度ねじ止めすれば交換完了です。
(この環境では内蔵ハードディスクも増設しています。増設する場合はコピー先だけで一度OSの起動を確認してから、増設ハードディスクを差します)

構造が簡単とはいえ、電源を切って行う。静電気には気を付ける、他の関係ないコードや端子を触らない様、注意しましょうね。

それでは容量が増えて快適なパソコンライフを!!

小さな形のSSDが普及しています

ハードディスクは以前は3.5インチというサイズ(約:長さ145mm×幅100mm×厚さ20cm)でした。ノート用に一回り小さい2.5インチ (約:長さ100mm×幅70mm×厚さ10-7mm前後) が普及しましたが、それでも厚さがそこそこありますし、高速回転するディスクで出来ている為、排熱が必要でかさばっていました。(振動にも弱い)

そこに、SSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)という 半導体素子メモリが基盤に直付けされた新しい機器が普及しました。SSDも最初は2.5インチ ハードディスクと同サイズでしたが、対応マザーボードの開発と同時に 小さなコンパクト化が進み、「M.2」というSSDが増えました。

2.5インチと、M.2、100円硬貨を比較してみました

「M.2」 サイズはなんと、メジャーな型式のものは、長さ約80mm×幅20mm×厚さ2-3mm程度です。厚さは板といってもいいほどです。

この「M.2」今は容量の拡大が進んでいます。最近はノートパソコンだけでなくデスクトップでもM.2が、OS用ディスクになっているパソコンも発売されています。

それでもまだ2.5インチSSDに比べると価格が高いM.2は、パソコン購入時は128GBや256GBが搭載されてる場合もあります。Windows10の頻繁なUpdateで直ぐに容量不足となる可能性がありますね。

このような場合、「LBイメージバックアップ シリーズ」「LBパーティションワークス」「LBコピーワークス」等で、ハードディスクのコピーをして交換するのが最適です。M.2交換も問題なく出来ます。

ただM.2といっても、実は主な接続方法が2種類、形も2種類あります。買ったら対応してなかった、何を買えばいいかわからない、なんてことにならない様、購入する時は下記をご確認下さい。

■自分の使用している「M.2」型式を調べる方法

Windowsのスタートマークを右クリックし「ディスクの管理」を指定します。下段のハードディスクが並ぶ帯表示の左端「ディスク0」の枠の上で右クリックし「プロパティ」を指定します。「全般」の最上部に記載されているものが、型式です。

同じM.2でも、接続方法が2つあります。コピー元と同じ接続形式のものを購入する必要があります。2台のパソコンで実際に比較してみます。

■ NVMe (PCI)かSATAかの、2つの接続方法

▼NVMe(PCI、PCIe、PCI Express)と記載されているもの
一台パソコンでは内蔵M.2は、 MZVLQ256HAJD という型式でした。
検索すると
Samsung 256 GB、M.2、PCIe Gen3 x4、V-NAND、NVMe  
です。NVMeとは、M.2の新しい接続方法で転送速度がSATAより早いものです。

▼SATA
もう一台のパソコンでは
ASU800NS38-256GT-C  こちらは型式を検索するとSATA接続でした。

■型式から形を調べる (長さと切り欠け部分の形)

▼長さ
最近のM.2はほとんどサイズは「2280」です。(縦80mm×横22mm)
ただし、異なる長さ「2240(縦42mm)、2260(縦60mm)、22110(縦110mm)」もありますので確認だけはしてください。

▼端子の形

●NVMe  の場合、M キーという切り欠き部が1つのものが殆どです。
●SATAの場合、 NVMe と同様の切り欠き部が1つの( Bキー)ものと、切り欠き部が2箇所( B&Mキー)あるものがあります。店頭でも両方販売されています。

コピー元のM.2を型式で検索して、接続方法がSATAの時は、切りかけ部の形をよく確認してから購入しましょう。

■M.2ケース
コピーの際に、コピー先M.2を挿入して、外付けUSB機器として接続してコピーします。購入の際には、ケースもSATA用か NVMe 用かありますので注意し、SATA用の場合は B&M key のどちらも対応できるものかご確認下さい。

ケースの使い方。交換の一例は、次回に続く…。

Audials 2021「曲の冒頭と終端の編集手順」

以前の裏ブログでAudialsでの音楽の「曲の冒頭と終端の編集」をご案内致しましたが、最近のAudialsでは少し手順が変わりましたので、最新の手順をご案内致します。

編集作業の前準備

Audials側の表示方法を、曲の時間や形式が分かりやすく変更しましょう。
Audialsを起動し左の「音楽」を指定します。「詳細」①にて「全アーティスト」②を指定し、項目バーが出ましたら、項目枠の上で右クリック③します。項目枠に表示する一覧が出ます。編集時の確認用に「長さ」「形式」にチェックして下さい。

また「項目」の表示順は、枠をつかんでドラッグし、好きな順序にできます。
ここでは「長さ」を分かりやすい位置に移動しました。

「曲の冒頭と終端の編集」

曲(MP3)を指定して「曲の冒頭と終端の編集」を指定します。

曲の前半分が「曲の先頭」、曲の後半分が「曲の最後」の対象となります。

「曲の先頭」では、最初から指定の位置までを。「曲の最後」では指定位置から終わるまでをカットできます。(中間でのカットはできません)

起動時には30秒間だけが波形に表示されていますが。以下のボタンを使うと範囲の「拡大」「縮小」が出来ます。またマウスのホイールでも波形範囲を拡大縮小できます。

■冒頭カットの方法

画面上の「曲の先頭」を指定します。
波形上の「ハサミ」ボタンでカットできます。曲の冒頭から消したい部分まで右にドラッグします。「フェードイン」ボタンはハサミ位置から右に最大10秒分指定可能です。

■終端カットの方法

画面上の「曲の最後」を指定します。
波形上の「ハサミ」ボタンでカットできます。曲の最後から消したい部分まで左にドラッグします。 「フェードアウト」ボタンはハサミ位置から左に最大10秒分指定可能です。

■再生しながら確認

上の「再生」ボタンを押すと曲が再生されます。 波形をクリックして縦線で位置を指定して 、再生しながら「ハサミ」「フェードイン/アウト」を調節して下さい。

■保存方法
指定後、「曲の冒頭と終端の編集」画面左下の「保存」を押します。

「音楽ストリーミング」の一覧画面で元の時間より短くなったことが確認できます。(「編集作業の前準備」で変更した項目)

■曲について
Audialsで再生しても、他のプレーヤーソフトで再生しても、編集後の曲で再生されます。 保存先(初期設定では「ミュージック」内「Audials」フォルダ内)から、該当の曲をコピーして持ち出しても編集されたサイズで再生されます。

この「編集前」の情報は残っていて、いつでも、「曲の冒頭と終端の編集…」で元に戻すことができます。
元に戻したくない場合は、編集後の短い曲の状態で、一度「変換」にて、書き出してしまうと便利です。

Air Live Drive Pro 対応クラウドストレージが追加されました。

Air Live Drive Proのアップデート1.6.1、1.7.0で下記のストレージが対応しました。

無料で使用できるサイズと、アカウント作成URLは下記の通りです。
Koofr     2GB https://app.koofr.net/signup 
OpenDrive 5GB https://www.opendrive.com/signup
Backblaze 10GB https://www.backblaze.com/free-trial.html
MediaFire 10GB https://www.mediafire.com/upgrade/?promo=1&

Backblaze は、AmazonやWasabiと同様、アクセス設定が難しいタイプ(法人向け)でしたのでAir Live Drive Proでの登録方法を記載しておきます。
           

こちら からBackblazeアカウントを作成(サインアップ)します。
※ Google Chromeの日本語自動翻訳の画面でご案内します。

「B2クラウドストレージ」をクリックします。

 

「10GB無料」をクリックします。

使用するメールアドレスと、パスワードを決めて入力

「クイックスタートをスキップ―アカウントに移動」をクリックします。

SMS等で確認しないと使えないようです。(自動翻訳なので、訳が変です。)

 

認証が終わったら二要素認証の警告がでました。「×」で閉じて無視して進めました。(自動翻訳で訳が変です。)

続いて、AmazonやWasabiのように、バケットを作成します。「Buckets」をクリックして作成してください。

 

入力内容によっては、他で使用されているとか記号は不可だとかエラーが出ます。適当な名称にして作成してください。

バケットが作成できました。続いて、アクセスキーを発行します。「App Keys」をクリックします。

※ブラウザの自動翻訳をやめて、サイトで日本語を選択すればよいようです。

Air Live Drive Proでは、マスターアプリケーションキーでは不可でした。「新しいアプリケーションキーを追加する」をクリックしてください。

 

条件を設定して「Create New Key」をクリックします。

キーが表示されます。この画面を閉じると二度と表示されないのでご自身で管理してください。
Air Live Drive Proでは、このキーを使用します。

Backblazeの準備は完了しました。
続いて、Air Live Drive ProにBackblazeを登録します。

Air Live Drive Proを起動し、「クラウドストレージを追加」をクリック、Backblazeを選択します。

 

RESTエンドポイントは、ドロップダウンリストから選択してください。

   


「アクセスキーID」欄に「keyID」、「シークレットアクセスキー」欄に「applicationKey」を入力すると、 Air Live Drive Proで認識されます。

                     

設定ボタンでわかりやすい表示に変更できます。 c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

            


           
「10GBまで無料」とありましたが、ドライブのサイズが表示されていませんでした。10GBを超えると何かメッセージが表示されるのでしょうか。