ワンクリックバックアップ(イメージバックアップ)

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。

LB イメージバックアップ11 Proなどには、スケジュールバックアップ機能があるので、定期的にバックアップを実行することが可能です。ただ、ユーザ様によっては、バックアップは手動でご自身の指定したタイミングで実行されたいという方もいらっしゃるかと思います。

ただ、その都度、製品を起動して、バックアップウィザードを起動して、バックアップ元と先を選択して・・・、手間がかかりますね。

ここでは、スケジュールバックアップ機能を応用して、ワンクリック(ワンステップ)でバックアップを実行する方法をご紹介します。

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。

1. LB イメージバックアップ11 Proを起動します。スケジュールバックアップを選択して、バックアップウィザードを起動します。

2. ウィザードを進め、バックアップ対象、バックアップ先を選択します。

3. スケジュールの選択画面では、特に何も設定せずそのまま進め、ウィザードを完了させます。

※バックアップイメージをその都度上書きしたい場合には、『バックアップ時に一意のファイル名を生成する』のチェックを外します。

4. ウィザードが完了したら、『タスクスケジュールタブ』を選択します。登録されたタスクを選択して、右クリックから『プロパティ』を選択します。

5. スクリプトの箇所を確認し、登録されているスクリプトのファイル名を確認します。この例では、以下のファイル名となります。
scr_130514043441764.psl

【POINT】
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LB イメージバックアップ11 Proのスケジュール処理は、上記のスクリプトファイルをWindowsのタスクスケジューラから実行することで、定期実行しています。

Windowsのタスクスケジューラには、次のようなコマンドが登録されています。

C:\Program Files (x86)\LB\Image Backup 11 Pro\program\scripts.exe –rebootonconfirm -Wno –graph –multiple “C:/Program Files (x86)/LB/Image Backup 11 Pro/scripts/scr_130514043441764.psl”
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あとは、このコマンドを実行するバッチファイルを作成するだけです。

6. メモ帳を開きます。以下の内容をコピー&ペーストします。

※ブラウザ上だと改行が入ってしまうので、改行は削除します。
※末尾のscr_130514043441764.pslは、6.で確認したファイル名を入れてください。

“C:\Program Files (x86)\LB\Image Backup 11 Pro\program\scripts.exe” –rebootonconfirm -Wno –graph –multiple “C:/Program Files (x86)/LB/Image Backup 11 Pro/scripts/scr_130514043441764.psl”

7. 任意の場所に保存します。この例では、デスクトップに、ワンクリックバックアップ.txtとして保存しました。

8. 拡張子をtxtからbatに変更します。

9. ファイルを実行します。ユーザアカウント制御が表示されるので、『はい』を選択します。

10. バックアップが実行されます。今後はバックアップしたいときに、このファイルを実行するだけです。

※batファイルを直接実行すると、上記のように黒いDOS画面がバックアップ中表示されます。非表示にしたい場合には、さらにvbsファイルを用意して、vbsからbatを実行すると非表示にすることができます。

具体的には、メモ帳を開き、下記2行をコピー&ペーストします。
※batのファイル名は必要に応じて書き換えてください。

Set ws = CreateObject(“Wscript.Shell”)
ws.run “cmd /c ワンクリックバックアップ.bat”, vbhide

ワンクリックバックアップ.batと同じ場所に保存して、拡張子をtxtからvbsに変更してください。このファイルから実行すればDOS画面が表示されなくなります。

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。

バックアップCD/DVD/BDをWindows PE で起動する手順

LB イメージバックアップ 11ProやParagon Hard Disk Manager 12でCD/DVD/BD にバックアップした場合、バックアップCD/DVD/BDは、Linux/Dos のプログラムで起動できます。

リカバリディスクとして、バックアップCD/DVD/BDで起動してそのまま復元できるようになっております。

Windows上(x86、x64)でバックアップ ・・・バックアップCD/DVD/BDはLinux/Dosで起動
x86PE版(CD起動)でバックアップ ・・・バックアップCD/DVD/BDはLinux/Dosで起動
x64PE版(CD起動)でバックアップ ・・・バックアップCD/DVD/BDはブート機能なし

ですが、処理速度や操作のしやすさ、ハードウェアの認識のしやすさの点などから、Windows PE版で起動し、画面が表示されたらバックアップCD/DVD/BDに入れ替えて復元を行う、という手順をおすすめしています。


バックアップCD/DVD/BDのブート機能をLinux/Dosではなく、Windows PE に差し替える方法があります。
バックアップCD/DVD/BD を1枚に収めたい場合などにお使いいただくと便利です。

※基本的にバックアップはUSB外付HDDへ行われることをおすすめしております。バックアップCD/DVD/BDが複数枚にわたった場合、1枚でも紛失・破損すると復元できなくなります。枚数分ディスクを入れ替える作業も必要になります。


<バックアップCD/DVD/BDのブート機能をWindows PEにする方法>

Windows PEの起動プログラムを作成します。
製品の利用ガイドに記載されている手順で、Windows ADK(AIK)、ブートメディアビルダをインストールします。




ブートメディアビルダは、アップデートが公開されていることがありますのでインストール前にご確認ください。 https://www.lifeboat.jp/download/download.php

ブートメディアビルダをインストールし、実行します。「ISOイメージとして作成」を選択してすすみます。




標準で作成します。




画面にそって進み、ISOファイルの保存先を指定するところにきましたら、ファイル名を「winpe_bootcd.iso」に変更します。(このファイル名でないと失敗します)




ウィザードを完了すると、保存先に「winpe_boot.iso」のファイルが作成されます。



バックアップCD/DVD/BDにこのファイルを組み込むと、WindowsPEでブートできるバックアップCD/DVD/BDになります。

組込み手順は、Windows上でバックアップする場合も、CD起動でバックアップする場合も同じです。


<CD起動(PE版)でバックアップする場合> で試してみます。

CD起動でバックアップする場合は、作成した「winpe_boot.iso」をUSBメモリ等に保存します。


CD起動メニューからLB イメージバックアップ11Proをクリックします。




操作画面が表示されましたら 「ツール」-「設定」をクリックします。




「CD/DVD/BD書き込みオプションをクリックします。



「起動オプション」の「参考」をクリックし、保存してある「winpe_bootcd.iso」を指定します。




「CD/DVD/BDからの起動の設定」は、
「すべてのCD/DVD/BDからブート(起動)を可能にする」 にします。


以上の設定で、バックアップを実行します。バックアップウィザードを起動します。




保存先はCD/DVD/BD を指定します。

ウィザードにそって進み、バックアップを実行します。


完成したバックアップDVDから起動すると、WindowsPEで起動します。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆



ちなみに復元ウィザードを立ち上げ、CD/DVD/BD内のイメージを選択すると、ブート情報も書き込まれていることが確認できます。



アクセスログ2でFirefoxやChromeのアクセスを監視

LB アクセスログ2やUSB HardLockerはアクセスしたWebページのURLをログに記録する機能がありますが、対応するブラウザはIE(Internet Explorer)に限定されます。
IE以外のブラウザのシェアは年々伸びていますし、最近はIEのセキュリティ問題が報道されて、一時的に他のブラウザ使用を推奨されるようなこともあるので、FirefoxやChrome等によるアクセス記録も把握できれば便利です。
そこで、LB アクセスログ2を利用してMozilla Firefoxのアクセス記録を調べる方法をご紹介します(USB HardLocker 4も同様)。

LB アクセスログ2のログ項目に「ウィンドウ」があります。
この項目はデスクトップ上に新しいウィンドウを開いたり、複数のウィンドウが開かれているときに作業ウィンドウを切り替えたりした操作を記録します。

例えば、下の画面のように4つのウィンドウを開いて作業すると、次の内容がログに記録されます。
■リムーバブルディスク(G)
■ドキュメント
■無題 – ペイント
■MSN Japan – Internet Explorer
■LIFEBOAT,INC/Network… – Internet Explorer

上の画面のようにブラウザでWebページにアクセスすると、ブラウザのウィンドウタイトルにページの
タイトルが表示されますが、ページのタイトルを見れば何を見ていたのかおおよそのことが分かります。
(URL情報等とは違いますし、同じタイトルのページが異なるURLに存在するので、ブラウズしたページ数が少ない場合はアクセスしたページを推測できない可能性もあります。)

このタイトル情報とアプリケーションの起動(firefox.exeやchrome.exeをプロセスやファイル操作で確認)を見ていくと、IE以外のブラウザを
使用してどこのページを見ていたのかおおよそのことを把握できます。

パーティションのタイプ(初心者向け)

ハードディスクで、C:ドライブ、D:ドライブ等として使用する「場所」= パーティションには実はタイプがあります。

■タイプの種類は2種類

「基本」パーティションと、「拡張」パーティション中に作成される「論理」パーティションです。
大きな使用上の【違い】は何かご存知ですか。

「Windows」は「基本」にいないと起動できません。でも、データを保存するには「基本」「論理」も関係も区別もありません。(LinuxというOSは「基本」でも、「論理」でもインストールも起動も可能です)    なぜタイプが2種類もあるのでしょうか。

■「基本」と「論理」の違い

以前も「ハードディスク」が土地だとしたら…「パーティション」は「建物」で…。なんて例え話をご紹介しました。

土地があり、ここには「建物=一戸建て」が作れます。まず「一戸建て」を建てて、Windowsを入れました。これが「基本」パーティションです。

続けてどんどん「部屋」を分割したいところですが、「MBR(マスターブートレコード)」ディスクでは、土地には基本が「4つ」までしか建てられない決まりがあります。

でも「パーティション」を「5つも6つも」作りたい場合もあるでしょう。

そんな場合3つの「一戸建て」と1つの「アパート」を作れば、沢山の部屋ができると考えたわけです。
「建物」としては4つ迄ですが、1軒を「アパート」にすれば、間口は1つでも沢山「個室」を作る事が出来ます。

この「アパート」が「拡張」パーティション、中の部屋が「論理」パーティションです。これでパーティションをたくさん作ることが出来るようになりました。

■Windowsの表記

「基本」パーティションは「ディスクの管理」では「プライマリ パーティション」と表記されます。

「基本」は濃い青、「拡張」は緑の枠で囲まれた部分、「論理」は「拡張」内の薄い青で、示されます。

■新しいハードディスク

上記の1つの土地の作成可能建物が4つというのは「MBRハードディスク」の制限でした。最近出てきた新しいGPTハードディスクでは、なんと128個まで「基本」にすることができます。まあ、そんなに区切ってもドライブ文字が足りなくて意味がないのですが…笑
GPTディスクには「拡張」と「論理」は存在しません。
「ディスクの管理」で「基本」ばかりが4つ以上あるときは、GPTディスクかもしれませんね。

■ご安心を!

Dドライブを縮めて、Cドライブを広げたい時、Dドライブが「基本」なのか「論理」なのかで手動操作では「拡張」を縮めるひと手間がかかりますが、こんな「MBR」「GPT」ディスクの違いや、パーティションのタイプ「基本」「論理」を調べるのが面倒!ですね。でも大丈夫なんです。

パーティションサイズ変更は、LB パーティションワークスには「基本」「論理」「MBR」「GPT」関係なく自動的に調節する「空き領域の移動ウィザード」が付いますので、便利で簡単です。

Windows PE版の起動CD作成について

PC向けの製品であるLB イメージバックアップ11 Proや、
LB パーティションワークス15、LB コピー ワークス13、
Paragon Hard Disk Manager 12にはWindows PE版の起動CDを
作成する機能が搭載されています。イメージバックアップや
パーティション操作機能を搭載した製品では、この起動CDは
必ず作成するようご案内しています。


最大の理由は、Windowsを含めたバックアップイメージを復元する場合、
復元作業はCD起動で行うからです。通常、バックアップはWindows
の調子が悪くなったり、起動ができなくなったりした場合に備えて行います。
もし起動できなくなった場合、予め取っておいたバックアップイメージを
復元すれば、バックアップを取ったときの状態に戻せますが、その作業を行う際、
Windowsが起動できなければ、Windows 上から復元操作を行うことはできません。
そこで、Windows PE版の起動CDを使用します。

それ以外にも、Windows上でコピーやパーティション操作などを行うよりも、
CD起動で行った方が処理が安定しやすかったり、誤ってパーティション操作を
中断してしまった場合に、起動CDから起動することで、処理が再開できることが
あります。

せっかくバックアップを取ったのに、起動CDが無くて復元できない…なんてことに
ならないよう、マニュアルなどを参照して起動CDは予め作っておきましょう。