Linuxのコピー

ライフボート製品では、Linuxのサポートは行っておりませんが、LB イメージ バックアップ、LB コピー ワークス、LB パーティションワークスシリーズでは、LVMが使用されていない限り、条件付きですが、技術的には対応可能です。サポート外なりますが、今回はコピーを試してみました。お試しいただく際は自己責任の範囲でお願いいたします。

1. 今回の環境は、Fedora 14です。

2. 製品CDからブートします。コピー対象のハードディスクと、Linuxのパーティションが正しく認識されているか確認します。

※この例では、LB コピー ワークス12を使用しています。

※RedhatやFedoraをデフォルトインストールするとLVMベースでOSがインストールされるため、以下のようにハードディスクもパーティションも製品上で正しく認識されません。一切の処理が行えませんので対応できません。

3. ハードディスク コピーウィザードを起動して、2台目のディスクにコピーします。ウィザード中のオプション画面では、[パーティション間の空きブロックを削除します]と[データをコピーし、ディスクサイズに比例してパーティションのサイズを変更します]のチェックを外し、パーティションサイズは変えず、等倍でコピーします。

4. ウィザードが完了したら、処理を適用し、コピー処理を実行します。

5. コピー元を取りはずし、コピー先のみを接続して起動します。起動後の動作確認を行います。特に問題もなく起動できました。

弊社でテストする限り、以下の条件ですとよりバックアップできる確率が高くなるようです。
● LVMが使用されていない(必須)
● ディスク全体のコピーを行う
● 同サイズのディスクにコピーを行う
(大きいサイズの場合も等倍でコピーすれば可能、ただしGrubの更新が必要な場合あり)

パソコンをロックするだけでは盗難対策になりません

パソコンロック4を使用してパソコンがロックされた状態とは、パソコンの操作ができないことを意味します。

ロックされた状態では、キーボードの操作ができないため、データを取り出したり、アプリケーションを操作したりすることはできません。

しかし、ディスク自体に暗号化やセキュリティをかけているわけではありません。コンピュータからディスクを取り外して、他のコンピュータに接続すれば、保存したデータを開いたり、取り出したりすることができます。

パソコンロックはオフィスでの離席時や展示用のコンピュータに使用する場合、たいへん有効ですが、盗難対策等のセキュリティを考える場合には適しておりません。

コンピュータ盗難時のデータ保護を検討されている場合は、暗号化による保護領域を作成できるUSB HardLocker 4等の検討をお勧めいたします。

Bluetooth キーボードでBIOS操作

LB ブートマネージャーで「OS選択メニュー」が出た時に、メニューの選択はキーボードしか使用できません。

「OS選択メニュー」例

「OS選択メニュー」が表示された時点では、Windowsが起動していませんので、BIOS(バイオス)で認識される入力機器しか使用できないのです。

ワイヤレスの「Bluetooth」機器はBIOSでは認識されませんので、マルチブート環境の「OS選択メニュー」が使用できない事となってしまいます。

もちろん、OSが起動後はBluetoothキーボードやマウスも問題ないのですが…いちいち、起動時に有線タイプキーボードを接続するなんて手間で不便ですね。

そんなご相談もあり、調べてみました。

■マザーボードによっては、「BIOSレベル」で「Bluetooth」を認識できるものも増えてきています。

■マザーボードが対応していない場合

▼「BIOSレベル」で「Bluetooth」の信号を受信して、BIOSで使用できるレシーバーがありました。

ロジクール MX-5500用レシーバー RCBT-MX

実際にお客様がご購入して試されたところ、「OS選択メニュー」で「Bluetooth キーボード」が使用できたとのご連絡も頂きました。(かなり販売している所は少なく、自力で探すしかない様です)

▼上記レシーバーが入手できず、それでもワイヤレスでBIOSを触りたい時は、「Bluetooth」ではありませんが、USBレシーバー1つで複数のワイヤレスデバイスが使用できる「Bluetooth」と似た仕様の、「Unifying」接続(ロジクール)、「Simpring」接続(バッファロー)、のワイヤレス キーボードをご検討するといいかもしれません。どちらもBIOSで認識可能でした。

バックアップイメージをリムーバブルディスクへ保存する

「LB イメージ バックアップ10」などのバックアップソフトで
バックアップする場合、USBメモリやSDカードなどのリムーバブル
ディスクへのバックアップはサポート対象外です。

しかし、バックアップ先を選択する際には、このリムーバブルディスクも
選択できるようになっています。

今回は、このリムーバブルディスクが、LB イメージ バックアップ10で
バックアップ先として使用できるか、またバックアップできたら
復元までできるのか、試してみたいと思います。

検証には32bit版のWindows 7、バックアップ先には8GBのSDカードを使用します。

バックアップ先としては容量が少ないですが、OS以外はほとんど
何もインストールされておらず、外付けHDDにバックアップしたときの容量は
4.5GBぐらいだったので、容量的にはおそらく大丈夫でしょう。

まず、LB イメージ バックアップ10を検証用PCにインストールし、
バックアップ先をSDカードに設定してバックアップ開始。

正常にバックアップが完了し、SDカードにバックアップイメージが保存されました。
とりあえずバックアップはOKです。ただ、外付けHDDに保存したときと比べると、
かなり時間がかかります。

続けて、LB イメージ バックアップ10の製品CDから起動し、Windows 7が
インストールされたパーティションをすべて削除します。

これでOSが起動できない状態となったので、ここで先ほどバックアップした
イメージを復元します。復元ウィザードで、SDカード内のバックアップイメージを
選択して復元開始。

完了後、CD起動の画面を終了し、PCを再起動するとWindows 7が起動しました。
復元も外付けHDDより時間がかかったものの、成功です。

バックアップ先としてリムーバブルディスクはサポートされていませんが、
もしもの時に備えてバックアップしておくと、役に立つことが
あるかもしれませんね。ただ、操作はうまくできましたが、
バックアップや復元には、外付けHDDと比較すると時間がかかります。
試される場合は、バックアップには時間がかかるということを
念頭に置いて実行してください。

複数のタスクをスケジュール設定



コピーやバックアップを スケジュール設定 するには、
専用のウィザードがあります。




今回は、
コピー処理のあとに、
コピー先を非表示にしたり、ドライブ文字を当てたり、
複数のタスクをセットでスケジュールを組んでみます。



この場合
スケジュールコピーウィザードは使用せず、
ハードディスクコピーウィザードで まずコピーを設定。



ここで 「適用」ボタンを押すと、
ウィザードで設定したコピーが実行されますが、

まだ 押しません!
(ここで押したら普通のコピーです。)

必要な 追加の操作を設定します。



例として
コピーしたあとのコピー先パーティションの非表示や、




ドライブ文字の割り当てや、



ボリュームラベルの変更など。


※「パーティションの削除」 を組み込むのはおすすめできません。
ドライブ文字が狂った場合、予定しないパーティションを
削除してしまうためです。



必要な操作を追加したら、
「変更」-「スケジューラに保存」をクリックします。





スケジュール設定画面が表示されますので、
ご希望の日時にセットしてください。




設定後、「タスクスケジュール」タブを開いて確認すると、
タスクが登録されています。

このタスクで、
HDDの丸ごとコピー、コピー先パーティションの非表示、ドライブ文字の割り当て、
ボリュームラベルの変更が、まとめて行われます。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

この操作が可能な製品は、
LB イメージバックアップ11 Pro
LBコピーワークス13  です。